世の中の大抵の事は大したことない

なまけものが書きます

振り返ってみますか。

今年も残すところあと数時間となりました。

と言っても別にいつもと変わりはないし、特にお部屋がキレイになってるわけでもなく……今年もまたやっちまったな!って感じです。てへっ!

もうねー、ある程度長いこと生きてるとそんなに特に変化なんてありませんよ。いつもと一緒です。
それでもムリヤリ一年を振り返ってみたいと思います。



今年、年明けいきなり、私にとってとても辛いお別れがありました。それは今もほんのすこーしだけ心の奥の奥の方にひっかかっておりますが、それは一年近くかけてもうほぼ顔を覗かせることもなくなり、自分の中では『あー、まぁそんなこともあったなぁ。』ってくらいになりました。

ただね、やっぱり自分の意識しないところにそれはこびりついていて、例えばその頃によく聴いていた音楽なんかを聴くと思い出しちゃったりするんですよね。
それが大好きな歌だったりするから困ったもんで。
そんなこんなでいまだに米津さんの『眼福』だけはつい飛ばしてしまいます。もったいないなぁ。
ま、でももうほとんど平気ですわ。


さて、そんな1月を経てあとなにかあったかと振り返ってみても特になにもなかった事に愕然とするわたくしでございます。あ、今までパートタイムだったのをフルタイムに変更したか。張り切っちゃうぞ❗


あ、あとそうだそうだ!
4月にクロマニヨンズが我が地元そばでライブをやった!しばらくはヒロトマーシーの微粒子が漂っているような気がしてテンション上がってたなぁ。
それでそれで!その時初めてマーシーにお手紙を書いてそのお返事が来たんですO(≧∇≦)O
マーシーが触ったお手紙。もう一生の宝物です。
もちろん匂いはかいだよねー笑笑


自分の中の思い出はそれくらい。細かく言えば幸せなことも仕事でミスって落ち込んだことも、人の温かさに触れたことも、たくさんあってそれは全部自分ではわからないけど自分を形成する上での大事な部品になってると思います。昨日の自分と今日の自分は違うんだぜ。

だがしかし!私は振り返らない女!
昨日の事は蟻にあげるし、明日の事は蝿にあげちゃう。今この瞬間の事しか考えられないのだ。

それは決して、私の記憶力が悪くて過去の事をほとんど覚えてないからとか、やらなくちゃいけないことから目を反らして現実逃避をしているわけじゃあないんだぜ。
ふふん、何を言ってるかわからなくなったんだぜ。

と、言うことで、一日に数名しか訪れないこのブログにいつも足跡を残してくださっている全ての(数名の)方々に感謝します。来年もなんとなく続けていく予定です。よろしくお願いしますm(__)m


最後に今年一番聴いたであろう歌の好きな歌詞の一部を紹介して終わります。





恥ずかしいくらい生きていた僕らの声が
遠く遠くまで届いたらいいな
誰もいない未来でおきた呼吸が
僕ら覚えていますように

砂に落ちた思い出が息をしていた
遠く遠くから届いていたんだ
誰もいない未来の僕らの声が
美しくあれるように

何千と言葉選んだ末に何万と建った墓標の上に
僕らは歩んで行くんだきっと 笑わないでね
何千と言葉選んだ末に何万と建った墓標の上に
僕らは歩んで行くんだきっと 笑わないでね


米津玄師のナンバーナインでした🎵
みなさんよいお年を!ちゃおっ!

スネ夫へ

※大学受験を間近に控えた長男へ、面と向かって言えないことを書いた極めて個人的なお手紙です。




いよいよ本番だね。もう一年以上前からずっとビビってたけど、今の心境はどうですか?
ついこの間まで、あなたは本当に受験生なんですか?
と疑いたくなるほどのマイペースで、内心イライラしてました。でもあんたは言われれば言われるほどやる気をなくすし、自分でもわかってるはずだから何も言えなかったよ。


高校受験で、今まで全く勉強をしなかったあんたが目指した学校は、最初の模試でE判定だったのに、必死に勉強してなんとか受けられるだけの力をつけたと思ったら調子に乗って、さらにもうひとつ上を目指すって言った時はちょっとビビったわ。
成績表オール4以上ないと受からないって言われてたのにあんた3ばっかりだったもんね(笑)

しかも自校作の学校だから最後の自校作模試での結果で決めようねって言ってたのに、あんた希望校の番号間違えてむちゃくちゃ頭いい学校書いちゃったもんだからもちろんE判定で、なんの目安にもならなかったから半ばやけくその勢いで願書出しちゃって、受験の日帰ってきた時の絶望したあんたの顔が忘れられないよ。

あんたお母さんの顔見た途端に涙浮かべて
「ほんとうに、すみませんでしたっ!」
って言って土下座したよね。それで全てわかったから何も言えなかった。発表までの地獄のような一週間。
ずっと『なんで安全な学校を薦めてやらなかったんだろう。全て任せてはいけなかったのではないか』とずっと頭の中に後悔の念が消えなかったんだよ。

合格発表の日「一人で見る勇気がないから付いて来てください」って言うから一緒に見に行ったよね。でもね、実はあの時なんの根拠もないんだけど、なんとなくあんたの番号があるってなんか変な確信があったんだよ。結果奇跡の大逆転合格!呆然と立ち尽くすあんたと号泣するお母さん(笑)

発表までの一週間、落ち込むあんたに一言だけ言ったよね。「スネ夫はよくやったよ。」って。
あれはね、慰めの言葉じゃなかったんだよ。必死に勉強してる姿を見てたから、心からそう思ったんだ。


あの時、なんでも必死にやればできないことはないんだってわかったはずだよね?今のあなたはどうですか?

目標の大学に入るには模試の点数が全然足りない。
最後のセンター模試の結果も散々で、ものすごく凹んでたけどお母さんはそんなの初めからわかってたし、当たり前だと思ったよ。だって勉強してないじゃん。

小さい頃からがむしゃらにやることを何故か嫌がったよね。必死な姿を見たのは小学校5年生の時のサッカーの大会の時と高校受験の時だけ。
いつも言ってるけど『いざとなればやればできる』って言うのはやらない奴の言い訳でしかないんだよ。本当にその言葉をかけられるのは必死にやって結果が出たときだけ。「あんた、やればできるんだね。」ってね。

必死にやってもやらなくても、時間はどんどん過ぎていくよ。それで当日になって、それまでの自分の結果が出るんだよ。


正直、お母さんはあんたがどこの大学に入るとか、どこに就職するとか、そんなことにこだわりはないしどうだっていいよ。ただくだらない後悔をしてほしくないだけ。ぐちぐち言い訳をしてほしくないだけだよ。


やってしまった後悔は経験として残って次に活かす事ができるけど、やらなかった後悔は心の傷になっていつまでも残るんだよ。それで言い訳をするクセがつくんだよ。言い訳なんてうまくいかなかった事に対しての後付けの理屈に過ぎないよ。そんな人間になってほしくない。それだけ。


世の中の大抵の事は大したことじゃない。ほんとにそう思ってる。受験だってそう。命を取られるわけじゃない。

なめてかかれって言ってるんじゃないよ。そこに大切な意味を見つけられるかどうかは結局のところ自分自身だってこと。自分がどうしたいか。
お母さんは大学受験の経験がないから、こんなにでっかいことに挑戦してるあなたはすごいって心から思うよ。だから、真剣に悩んで決めたことには全力で応援する。


とか言いながら、またなんの根拠もなくなんとなくだけど、今回もなんとかなるんじゃないかって思ってる(笑)結局のところそんなもんだよ。




どうにもならないことなんて
どうにでもなっていいこと


がんばれ!スネ夫

猫アレルギー

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我が家に住み着いたノラネコの子供を部屋に招き入れる時、初めは絶対にヤダ!と反対していました。だって私猫アレルギーなんだもん。

元々アレルギー体質で、小さい頃はひどいアトピーだったし、気管支も弱くてちょっと走るとぜーぜー言うし、気管支炎で死にそうになったこともあるし、いい加減大人になってからとうとう喘息を発症したし。
猫が近くにいると目がかゆくなって、つい掻いちゃうと白目がぶよぶよになっちゃうんです。


それでも家族全員の熱望には勝てず、『スネ夫の部屋限定』を条件に部屋に招き入れる事になりました。
やっぱねー、かわいいんですよ。目かゆくて鼻水出ても、つい抱えあげてお腹に顔突っ込んでムニムニしたくなっちゃうんですよ。だってフカフカなんだもん。

先に猫を飼っていた先輩曰く、「猫飼ってると猫アレルギー治るよ。」だそうですが、実はね、私も最近はそれほど気にならなくなってきたんですよ。いや、鼻水出るし目はかゆいけどね。慣れちゃったみたいで。


そもそも猫アレルギーのアレルゲンてどの部分にあるか皆さんご存知ですか?私ね、ずっと猫の毛が悪いんじゃないかって思ってたんですけど違うんですよ。


猫アレルギーのアレルゲン『セクレトグロビン』と『リポカリン』は猫の唾液とフケに含まれるそうです。猫の毛が直接影響するわけでなく、グルーミングでアレルゲンが付着した毛が舞って、それに触れる事でアレルギー症状が現れるらしい。


……とかカタカナ言葉を並べるとけば、なんとなくおーーーってなって勉強してんなって感じが出るでしょ。ま、実はこれさっき調べたんですけどね(笑)


でも真面目な話、猫の唾液ってけっこう危ないらしいです。傷口に入ると場合によっては傷口がズキズキと痛んで熱が出て、ほっておくと上唇の脇の方から数本堅くて長い透明なヒゲが生えてきて、爪が鋭く伸びてきて、猫人間になっちゃうらしいですよ。
ならないですよ。


いやいやほんとにね、猫の唾液に普通にある『パスツレラ菌』て、人間の体内に入ると『パスツレラ症』を発症するらしいです。へー。パスツレラ症ってなに?
だから患部がズキズキと痛んで熱が出る症状ですってば!



もーー、中途半端にふざけたら説得力もクソもなくなっちゃったよ。ま、とにかく猫の唾液には時に人間に有害な菌があるので、いくらかわいいからっていっても口移しに食べ物をあげたり、口の周りをペロペロなめさせたり、そういったことはしない方がいいそうです。


でもなんで猫を飼い始めたら猫アレルギーがちょっと落ち着いたんだろうって考えたらはっ!と気付きました。もしかして、アレルギー症状を治すために今有効とされている『アレルゲンを少しずつ体内に入れて慣れさせる』という治療。あれを、自然とやってたんじゃないかなって。

私、猫はかわいいと思うけどどうやって遊べばいいかわからないんでたまーにしか会いにいかないんですよね。行ってもすぐ飽きちゃうからナデナデしてすぐ戻ってきちゃうし。だから他の家族に比べれば接してる時間が短いのでちょうどいい具合にアレルゲンを吸い込んでいて、だんだんなれてきたのではないかなと思ってます。

軽度の猫アレルギーの方、猫を飼うと落ち着きますよ。ただ、自分ちの猫に限るってウワサもありますけどね(笑)

余談ですが、『ねこ』って単語を頭にくっつけると、なんでもかわいく感じないですか?
例えば

唾液➡ねこ唾液
フケ➡ねこフケ
鼻炎➡ねこ鼻炎
風邪➡ねこ風邪
不良➡ねこ不良

また、『夜』ってつけるとアダルトな感じ。

遊園地➡夜の遊園地
映画館➡夜の映画館
お菓子➡夜のお菓子➡うなぎパイ


どーーでもいいっ!







たつねこたつねこ
たつねこたつねこ

新年を静かに寿ぐ みかん食べよう
こたつ船に乗ったら 七つの海ひとまたぎ
こたつティーを飲んだら 明日への希望が燃えるよ




ここまで猫アレルギーであると主張してきましたが、アレルギー検査では猫じゃなくて犬に反応がでているふんころがしでしたっ!

学生の頃の恥を晒します(笑)

私は小学生の頃からお話を書くのが好きでした。
3、4年生の頃週に1度友達の家に集まってお話を書く会を開いていました。まぁ、昔から飽きっぽかったのでアイデアが閃いてもそれをキチンと形に出来ることの方が少なく、いつも中途半端でしたけどね。

で、先日うちの猫たちが納戸から私が書いたミニ本を引っ張り出したみたいで私が中学か高校の時に書いたお話が発見されました(笑)
私、でっかいものはニガテですが、ちっちゃくてこまごましたものは大好きでして、自分で作ったちっちゃい本に書いたお話です。アホみたいだけど晒します。
タイトルはありません。絵本のお話をイメージしました。


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なおやくんは小学校2年生。とってもわんぱくな男の子です。勉強なんか大きらい。でもいたずらと遊ぶことなら誰にも負けません。毎日毎日泥ん子になって遊びまわっていました。

そんななおやくんにもひとつだけ誰にも言えないことがありました。それはとなりの席のなおみちゃんのことです。なおみちゃんとなおやくんは席もとなりだし名前も1字ちがいなのでよくみんなにからかわれました。

「なおやとなおみは結婚だー」

なんてね。そんなときなおやくんはいつもくちをとんがらがして

「ちがうやいっ。なおみなんてぶたのけつだもんね。」

なんてわけのわからないことを言ってまっかな顔をしているんです。だけどね。本当はなおみちゃんのこととっても好きなんですよ。素直じゃないんですね。なおやくんに言わせると好きな女の子に優しくするのは「ガキ大将魂に反する」んですって。だからいつも教科書にいたずら書きをしたり机の中にかえるを入れたりいじわるばかりしていました。
いい迷惑なのはなおみちゃんです。なんでこんなにいじめられるのかなんてわかりっこありません。
だからなおやくんのことはあまり好きではありませんでした。

なおみちゃんには宝物がひとつありました。それは校門の横にある飼育小屋にたった1匹だけいるうさぎのミーたんです。ミーたんはもうかなりのお年寄りで、いつも小屋のすみっこでじーっとしていましたが、なおみちゃんとは大の仲良し。姿を見つけると重たいおしりをのそっとあげて、なおみちゃんの手からおいしそうににんじんをぱくつくのです。なおみちゃんも毎日の日課の中でミーたんと遊ぶのを楽しみにしていました。

ある晴れた日曜日のことです。なおやくんはいつものように田んぼにかえるをとりに行った帰り道。思わぬ大量に鼻唄をうたいながら歩いていました。
今日は本当にいい天気。空には青空が広がりすずめたちはちゅんちゅん、バケツの中ではカエルがゲロゲロ合唱しています。

なおやくんが学校の前を通りかかったとき、ちょうど門のうらの飼育小屋の方からばたばたとさわぐ音と人の声が聞こえてきました。

「なにかなぁ。」

となおやくんが門ごしに中をのぞくと、大変です。
一匹の野良犬が飼育小屋のうさぎをねらって低いうなり声をあげ、そのうしろでなおみちゃんが

「お願いだからあっちへ行って!」

と泣きながら叫んでいるではありませんか!
これをだまって見捨てるわけにはいきません。
男なおやの腕の見せどころです。
なおやくんは門をのりこえ中に入ると、夢中でその野良犬に石を投げつけました。

「こらっあっちへ行けーっあっちへ行けーっ」

犬はしばらくワンワンときばをむきながら吠えていましたが、なおやくんのあまりにもしつこい小石攻撃にキャンキャンとしっぽをまいて逃げて行きました。なおやくんはふりかえり、すわりこんで泣きじゃくっているなおみちゃんに言いました。

「いつまで泣いてんだよ。野良犬は俺らがおっぱらってやったぜ。」
「ありがとうなおやくん。ミーたんは私の大切なお友だちなの。本当にどうもありがとう。」

なおみちゃんは何度も何度もお礼を言いました。なおやくんはちょっぴりくすぐったくて、ほうりなげたバケツをひろい

「まったく。せっかく捕まえたかえるがみんな逃げちまったよ。じゃあな。」

なんて、またにくまれぐちをたたいて学校を出てゆきました。本当を言うとね。なおやくんも、とっても怖かったんです。だって野良犬のやつ、今にも飛びかかって来そうだったんですもの。
だけどなおやくんの心は、かえるの大漁よりももっと、今日の空のように晴れ々れしていました。

それから何日かたちました。今日もなおやくんはいたずらばかり。となりの席のなおみちゃんにも相変わらずちょっかいを出してはおこらせています。

だけどね、この頃少し、なおみちゃんの笑顔が多くなったってこと、なおやくんは気付いているのかな?

おしまい



こんな感じです。文章に少し重複したりおかしなところがありますが、漢字変換も当時のまんま載せました。ってか漢字すくなっ!

いやー、しかし、文章の書き方なんかは今とあんまり変わってないですねー。進歩ナシかよ。
その他に出産を控えた仲間に書いた詩や結婚する友達に贈ろうと思ったファンタジーなお話とか、もうなくなってしまいましたがかなり恥ずかしい文も書いておりました。

幼稚園のクリスマス会や卒園パーティーの時の出し物の台本なんかもあるので、いつかネタがなくなったら晒しちゃおうかしら。ドMかっ!

えっと、余談ですが久しぶりにこれ読んで、なおやくんが小石を投げまくるシーンで『フォレストガンプ』のガンプがずっと追いかけていた女の子が辛い事があって泣きながら小石を投げまくるっていう私が好きなシーンを思い出しました。

あのシーン、字幕版のガンプのセリフの
「小石も足りなくなることがあるんだな。」
っていう言い回しがとっても好きだったのに、吹き替え版では
「小石がなくなっちゃうよ」
みたいに変わっててとっても残念だった覚えがあります。どうでもいいですね。


ではでは、また!



ぼくは明日昨日の君とデートする ふーーん。

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『ぼくは明日昨日の君とデートする』を読みました。これ以降ネタバレの内容なのでご注意ください。
あ、あとちょっと言い過ぎちゃったかも(笑)





これ、映画にもなりましたが(どっちが先かわかんないけど)こういった『時空関連、過去と未来が絡まる関連』のお話ってややこしいしとっても難しいですよね。どうやったってつじつまが合わなくなります。

過去や未来を往き来すると言えば『BACK to the FUTURE 』ですが、あれはほんとに見事で面白かったですねー。3部作全部面白かったです。


さて、このお話は見た目は全く同じだけど、時間の流れが真逆の平行世界があって、それぞれの世界を生きる二十歳の男女の人生が重なり合うたった40日間の恋の物語でございます。うーん、甘酸っぱい。

意味わかります?
つまりね、男の人の立場から言うと偶然出会って一目惚れしてアプローチして付き合うことになった女の人が、実は出会った時点でもう自分と付き合って別れるまでを経験して来てるんですよ。彼女からしたら彼と出会った時がお別れの時なんです。時間の流れが正反対なんでね。うーん、ややこしい。

で、私思ったんです。これ、平行世界なんじゃなくて一本の線上であっちとこっちから向かい合って進んでるのかなって。でもそしたら同じ世界でも時の流れがあっちからとこっちからの2本線になっちゃうから、やっぱり平行世界なのかしら?わけわかんねーな。

もし全く同じ世界が平行してあるとするなら、人生ってのは生まれてから死ぬまでの出来事がすでに決まってしまっているって事なのか?人は予め決められたレールの上を決められた出来事に従って生きているのか?歴史の本の最後のページは白紙のままで誰にも読めないんじゃないのか??

ほら、もうムリがある。

でね、この二人が出会ったのは偶然じゃないんですよ。女の子はね、5歳の時家族で出かけたお祭りで屋台のガスボンベが爆発するという事故に遭うのですが、すんでの所で一人の男の人に助けられて恋をするんです。そう。それがのちに出会うことになる彼なのです。

設定としてはとても興味深くて、設定の中に生じる矛盾をどうやって解決していくんだろうって楽しみではあったのですが……これがね、やっぱり……どうしても……スッキリと拾いきれないというか……言ってしまえば…チンプ?に感じてしまったんですよね。残念ながら。私はね。


まずね、出会った頃から彼女の様子が少し変なんです。事ある毎に泣いちゃったりして。昨日二人で経験したはずの事に初めてのようなリアクションをとったり、自分の発言を忘れていたり。で、彼女には門限が決められていて、必ず12時前に家に帰らないといけない。これらはのちの種明かしの時の布石として散りばめられていていいんですけど、私が『まじか?』と思ったのは『自分の世界と時の流れが違うもう一方の世界がある』と言うことを彼女が知っている。ということなんです。


彼女の世界ではもう一方の世界の存在が明らかにされていて、5年に1度、40日間だけその世界に『旅行』することができるんです。だから彼女は5歳の時自分を救ってくれて、恋をした男の人に会える偶然を楽しみに期待して20歳になって家族旅行で一方の世界にやってきたのです。

もう一方の世界にいる間は時の流れがいつもと逆に進むので、12時になると姿を消してリセットするらしい。だから目が覚めたとき、昨日の自分の体験は、これから体験することになるんです。

あー、やっぱりややこしい。あれ?そうするとおんなじ日を何回も繰り返しちゃうんじゃないのかなぁ。
じゃないとしても彼女からしたら、わけわからないまんま漫画や小説を後ろから読んでるようなものなんだよね。

ではなぜ彼女は彼に不思議がられることなく彼との時間を過ごせたのか?それは二人の時間の流れがぴったりと重なる時、ちょうど折り返し地点で彼女は彼に本当の事を告白するのですが、その時に彼にここまで二人で何をしてきたのか細かく聞いてメモしていて、その通りに行動していたからなんです!


………ムリがないですか?
もう、途中からなんかすっかり読む気が失せまして、流して読んでたんで細かい矛盾の言い訳(笑)はよく覚えてないんですよねー。でね、二人が一緒に過ごしている時、彼が思い出話で自分は10歳の時阪神大震災を経験して死にかけたけど、一人の女の人に助けられたって話をするんだけど、もうお分かりの通りそれが30歳になった彼女なんです。それで二人は、「自分達が出会ったのは偶然じゃない。運命なんだ」って言うわけですけど………いやいやいや、それって二人で過ごしている時にお互いにその話を聞いて何があるか知ってたからじゃないの?とか意地悪なことを思ったりして。


昔読んだドラえもんのお話で、のび太が週刊誌で読んでた大好きな漫画の続きがどうしてもすぐに読みたくてまたワガママ言ってタイムマシーンで未来の作者の所に行くんですよ。そしたら作者が続きのアイデアが浮かばなくて書けないって頭を抱えている。慌てたのび太はタイムマシーンでさらにその先まで行って続きの書かれた漫画を手に入れて作者に渡すんだけど、その続きも、その続きも浮かばないってそれを繰り返しちゃって、のび太が最後に

「自分が先回りして持ってきた漫画のアイデアは結局誰が考えたんだろう」

って頭を抱えて終わるんですけど、なんかちょっとそれを思い出しましたね。

このお話が例えば、2つの世界がある時偶然重なりあってしまって、そこで偶然二人が出会って恋をする。でもなんだか話が噛み合わなくておかしいなってなって、なんだかんだあってのちにお互いの世界が本来交わる事のない世界だと気付くみたいな話だったらよかったのになと思いました。
なんだかんだの部分?そんなの作家さんが考えればいいんだよ!…………ごめんなさい。

でもさ、『片方の世界から5年に1度だけ家族旅行みたいにもう一方の世界に行ける』とか都合よすぎるだろ。

なんか期待して読み始めただけにがっかりしてしまってボロクソ言ってしまった。

あ、でもこのお話の名誉のために、私の後輩はこのお話を読んでとっても感動したそうです。後半は切なくて泣きっぱなしだったって言ってました。
すなわち、素直で純粋な心をお持ちの方にはとても感動するお話のようです。
気になった方は是非読んでみてくださいね!(今さら遅い?)





くさい大人になっちまったんだ
上下2万のスーツ買ったんだ
そんで帰りにうんこ踏んだんだ


純粋な心はいつまでも忘れたらあかんでー笑笑

愚痴と懺悔の日記

家の近くのコンビニの兄ちゃんは
僕に毎日聞いてきます
「お客さんTカードはお持ちですか?」
僕は思います


『持ってたら出すよ』



柴田さん、まさに今こんな感じの事が私にも起こっています!あのさー、いつも会社に行く前に寄るコンビニの店員さんたち、レジに商品置いてサイフを出そうとする瞬間に

「Tカードはお持ちですか?」

って聞くのやめてくんないすかね。
いやいやいや、今サイフから出そうとしてるじゃん。
ってかまだサイフ出してないじゃん。
おサイフ出して、お金出してからでもいいじゃん。
なんなら商品置いた瞬間に聞いてくるじゃん。
そのセリフ。早くね?

あと、カード出してからお金を出そうとしてる時にカードを返そうとするのもやめてくんないすかね?
いやいや、今お金出そうとしてるじゃん。なんでその最中にカードを返そうとするの?一旦お金を出す作業を中止してカードを受け取り、カードをしまってからお金出さなきゃいけなくなるじゃん。途中で私の作業を止めないでもらえます?受け取らないでいるとけっこうグイグイ返そうとするの何でなの?

その点、同じコンビニでも中東出身ぽいお兄さんはちゃんとお金払うときに「カードありますか?」って聞いてくるし、先にカードを渡してても私がお金を出すまできちんと待っててれるからとてもとても気持ちがいい。

接客はマニュアル通りに機械的にやっちゃダメよ。
まぁ、コミュ症の私が言うのもなんだけど(笑)


あとさー、いつも仕事で行く駐車場の警備のおじさん、私あなたとそんなに親しくなった覚えもないしそうするつもりもサラサラないので、顔見るたびに何とかして会話をしようとするのやめてもらっていいですか?
私ね、ほんとにニガテなんですよ。会話するの。
おじさんにまた話しかけられるって思っただけでとても憂鬱な気分になって、おじさんが建物の入り口の付近にいるとトイレにも行けなくてガマンしてるんだから。

過剰反応と言われればそれまでだけどさ、「最近こっち来ないけど俺の事避けてるんじゃないの?」とか、「毎日来てよ~、淋しいからさ~」とか「そんなに忙しかったら俺とデートする時間ないじゃない」とか、ほんとにやめて。そうこと冗談でも言わないで。マジで。いや、実際避けてるけども。なんか必要以上にこっち側に近付こうとされると途端にアラームが鳴って防壁降りるんで。あー、来週もまた行くのか。憂鬱…



そしてこっからは懺悔します。



私の行きつけの美容院の担当のお姉さん、いつもわがまま言ってごめんなさい。髪型コロコロ変えるから、最初はとまどってましたよね。しかもイメージが、

「あ、今日はスモーキングガンの時の香取慎吾みたいにしたいんです」
「ジャニーズっぽい頭にしてください」
「米津さんの髪型にしてください。」⬅イマココ!

って、わけわかんない注文ばかりするからいつも一瞬眉間にしわが寄ってるのを知ってます。でも「えっとー、もう少しこうしましょうか?」って妥協案を出してくれてありがとうございます。結果、全く私に似合わない作品になってもお姉さんはちっとも悪くないです。

ってかお願いする髪型全部男の人(笑)

あと「ヘアーカタログ見せてください」って言うといつも20代用のヘアカタの下にそっとミセスのを持ってきてくれる優しさもありがたいです。なのにミセス用をまっっっっったく見ないのでとうとう一冊になりましたね。わきまえなくてごめんなさい。

それからそれから、いつもカラーの時仕事の心配をしてくれてありがとうございます。今の仕事に就く前から

「えっとー、今日は髪の毛赤くしちゃってください。」
「ゆくゆくはアッシュ系で緑を入れたいんです。」
「メッシュ入れて、そこを緑にしてください。」

って言うと戸惑った顔で

「あのー、仕事は大丈夫ですか?」

って心配してくれてありがとうです。
なのにいつも

「あ、大丈夫っす。帽子かぶっちゃうんで」

とか軽く言っちゃうから怒られないギリギリのラインで色を変えてくれるお姉さんに感謝してます。
それでも今の仕事になる直前に最後だからって緑のマニキュアをお願いしたら思いの外入っちゃって、次の日の会社の事前健診にハデな緑の頭で行くはめになっちゃいました。

そしたら入社式の前に電話がかかってきて

「あのー、金髪などのハデな色は遠慮してください」

ってやんわりと注意を受けたのは私のせいです。
最近、私がヘアーチョークを使うという妥協案を提案したときのお姉さんの安心した顔は忘れられません。すかさずお店で売ってるチョークを勧めてくれましたね。とても重宝しています。

それでもやっぱりメッシュを入れたくてお願いしたらもう諦めたのか何も言わずに思いっきり入れてくれてありがとうございました。出来上がった瞬間

「うわっ!すげー入ってる。これはさすがにヤバイ!」

って焦ったけど今までの迷惑を考えたらそんなこととても言えず

「サイコーですっ!」

って言って帰ったけど、その3日後くらいに研修があったのを忘れていて慌てて黒いスプレーを買いました。ずーっと

「怒られませんか?」

って気にしてくれてたのに言うことを聞かなくてごめんなさいでした。なんとか乗り越えたと思ったけど、結局次長さんに見つかって怒られましたよ。


「わー!ふんころさん!なにその頭!勘弁してよー。すぐ染めてきて~」

っつって。
私いい歳して何やってんだろう。頭髪で叱られるとか高校生かよ。

そんなわけで、もうハデな頭はできなくなりましたが、これからも髪型はコロコロ変えると思うのでよろしくお願いしますm(__)mもう私のワガママを聞いてくれてわかってくれる美容師さんはお姉さんしかいませんので独立して遠くに行かないでね。



私の懺悔はもっとたくさんありますが、とりあえず今日はここまで。ばいなら。

横綱問題に思う事

最近のワイドショーと言えば、横綱日馬富士の暴行問題ばかりですね。テレビをつければずーーーっとその話題です。
私は正直お相撲に全く興味ありません。
もう15年以上も前に1回だけ波平さんに連れていってもらって升席で相撲を生で見ました。升席は思いの外狭くて、でもお弁当とかサンドイッチとか焼き鳥とか、飲み物は飲み放題だったのでひたすら何かを口にしていたような記憶しかなく、あの頃の横綱が誰だったかも覚えてません(笑)


相撲に興味のないド素人の目から見た今回の問題の感想なのでおかしなこともあるかもしれないですけど素直に思ったことを書きます。


貴乃花相撲協会の確執がどうとか、横綱の品格がどうとか、そういったことは全くわからないしどうでもいいんだけど、暴力を振るった理由が『しつけのため』ってのがどうも納得いかない。いや、違うでしょ。ムカついたんでしょ。

相撲の世界でいう『かわいがり』ってやつ?あれって土俵の外でも有効なのですか?練習の時親方が竹刀を持ってて檄を入れるのは私はまぁありかなーって思ってるんですよ。必要以上に頭とかひっぱたくのはダメですよ。

でもさ、非礼を教えるのに殴る必要あります?
百歩譲って、かわいがりってやつが未だに相撲取り全員に浸透していて、それでみんながしつけだとわかっていて、自分の間違いに気付き直そうと思えるものであるのならば最初の平手打ち一発でいいんじゃないですか?でも相手はにらみ返したんでしょ。横綱様に。
全然納得してないじゃん。怒られた理由もわかってないじゃん。

そんな相手にね、「謝れ!」って言って殴り続けてもなんの意味もないでしょ。だって謝る理由がわかんないんだもん。仮にそれで謝ったとしても暴力を止めるためでしょ。叩かれるのいやだもん。
叩いてる方だって、なかなか言うこと聞かないから意地になって、ムカついて叩いてるだけですよ。そんなもん。


私はずーっと思ってるんですけど、暴力は指導力のない器のちっちゃいダメなやつのやることですよ。

怒りの感情で相手を改心させることなんてできませんよ。だから私はスネ夫にものび太にも手を上げたことはほとんどありません。小さい頃からね。蹴り飛ばして胸ぐらつかんで引き倒して馬乗りになったことは何度もありますけど(笑)ただそれは相手が悪いことをして私が怒ってるんだということを解らせるためです。叩いたこともありますよ。でも思えばそれは全部しつけのためでなくムカついたからです。思わず手が出たってやつね。だからそうした時は後で必ず謝りました。


引退会見で彼はとうとう相手に対して謝罪の言葉を発しませんでした。ただひたすら「相手の非礼を注意しわからせ、更正して立派な人間になってもらいたかったからだ」というようなことを繰り返しました。

あほか。恥ずかしいわ。
「立派な人間にしてあげようと思ってやり過ぎた」

私のキライな『してあげよう』が出ましたよ。
相撲会に於て横綱っていうのは力士達にとって神様みたいな存在なのでしょう。横綱の言うことは絶対って世界なんでしょう。大多数の人がそう思っているのでしょう。なんなら親方だって横綱にはあんまり強く出られないみたいに感じるのは私だけでしょうか?


確かに相手の態度も良くなかったと思いますよ。
そんな神様みたいな人が話をしているときにケータイいじって、しかもそれを注意したらヘラヘラしながら「彼女からです」って、そりゃあ頭に来るでしょう。あ、ごめんなさい。ヘラヘラの部分は想像です。

でもそこでね、ぶん殴っちゃダメですよ。犬猫をしつけてるんじゃないんですから。サーカスの動物じゃないでしょ。教えてあげなきゃ。「人が真剣な話をしているときにケータイをいじるのは相手に失礼な態度なんですよ。」ってね。だってそれがわからない人なんでしょ。まぁ今は『あー、誰かがしゃべってる時にケータイいじると死ぬほど殴られるんだな』って身に染みてわかったでしょうけどね(笑)


数年前に『かわいがり』で17才の少年が亡くなって、それからこの悪しき習慣はなくしましょうって動いていたはずなのに未だにそれが当たり前のように行われているなんてほんとに時代遅れの狭い世界なんだなと思ったりします。横綱もそれが当たり前だと思っていたから会見で「こんなに事が大きくなるとは思ってなかった」って言ったんでしょ。そんなセリフが出るとはびっくりです。


今朝テレビで武井壮がいいことを言ってました。

「どんなことがあっても暴力は絶対ダメ。それがしつけや教えの為だとしても例えばその相手の両親や警察の前で同じことができるのか?しつけのためだって言って、その子の両親の前でその子を同じように殴り付ける事ができるのか?そこまでの覚悟もなく、少しでも躊躇してできないのであれば、それはしつけでも何でもない。ただの暴力だ。」

ほんとにその通りだと思いました。
それに対してある出演者が

「え?そしたら両親の前でできればやっていいって事なの?」

って言ったのには心底呆れてしまったわ。

とにかくね、暴力はダメです。
お互いに対等の立場で、殴り合いのケンカをしてるわけじゃないでしょ。何もやり返す事のできない相手を一方的に痛め付けるなんて何度も言いますけど『自分は後輩を言葉で指導できない無能なヤツなんですよー』って宣伝してるようなもんです。それが許されるのはスクールウォーズの泣き虫先生だけですよ。十分伝わってますからね。

と、言うことで長くなってしまったけどお相撲の世界を全く知らないヤツの正直な感想でした。





勝手な暴力 甘えた暴力 湿った暴力
いきなり暴力 正義の暴力

暴力サンデー 暴力くつろぎ 暴力散歩 暴力風呂
暴力ホリデー 暴力リゾート 暴力ビーチ 暴力山

暴力アラウンド・ザ・クロック♪