世の中の大抵の事は大したことない

なまけものが書きます

君の膵臓は食べたくない。だってホルモン苦手なんだもん。

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『君の膵臓をたべたい』を読みました。

最近こういう系のタイトルって多いじゃないですか。こないだの『打ち上げ花火』もそうですが、他にも『僕は明日、昨日のきみとデートする』とか『ちょっと今から仕事やめてくる』とか『兄に愛されすぎて困ってます』とかとか。

なので映画の予告でこのタイトルを見たとき、正直またかよ~って思ったんですよね。はいはいって。

ところが!本を読み出したらこれがなかなかおもしろくて、会話が多いのもあってどんどん読めちゃってすごく感動もしました。

以下、本編の内容にも触れますのでご注意くださいm(__)m



内容は余命宣告を受けた女子高生が、偶然それを知ってしまった同じクラスの目立たない、存在感のうっすーい男子と残された時間を共に過ごすと言うお話。

まぁよくあると言えばよくある話なんだけど、私はこの作者の文体がいいなぁと思いました。描写の仕方が独特なのですがとてもわかりやすく頭の中で映像にしやすいので話に入りやすくどんどん先に進めました。

『余命を告げたらみんなに特別扱いをされてしまう。残りの時間はいつもと変わらずいつも以上にやりたいことをたくさんやって楽しく終わりたい。』っていう彼女の気持ちはとてもよくわかる。私も余命を告げられたらそう思うかもしれない。でも彼女みたいに明るく過ごせるだろうか?

家族には八つ当たりをして嫌な思いをさせてしまうかもしれないし、誰かに聞いてもらいたくなるかもしれない。そんな『誰か』にこの男子高校生はうってつけだった。

ずっと男の子目線で話が進んでいくので彼女の本当の気持ちがわからなくて、一緒にイライラしたりウジウジしたりしてしまいました。天真爛漫すぎる彼女に最初はイラッとしたけど男の子と同じように彼女にハマっていって……。彼女の言動は最初から最後まで変わらなかった。 最後の瞬間まで『秘密を知る仲の良い友達。』それが彼女の死後一気に彼女の本当の気持ちを知ることになります。

その展開のもって行き方がとても良かったです。
彼が溜め込んでいた感情を抑え切れず爆発させるところではもう号泣してしまいました(笑)
実はこのお話はちょっと意外な展開がありまして……

結局人は必ず死ぬ。死は誰にでも平等に訪れる。
余命宣告を受けた彼女よりも自分の方が先に死んでしまうかもしれない。そう思うとあと余命一年の彼女は特別ではないと彼は思う。なるほどなと思いました。

事ある毎に『私とあなたは正反対』としつこく言っていたのは最後のあの一言への布石だったのか。
なるほど。気になるでしょ~(笑)



『言葉は往々にして発信した方ではなく、受信した方の感受性に意味の全てがゆだねられている』

これはほんとにその通りだと強く感じる体験を何度もしている私には心にピリピリくる文章でした。


この本、映画を観てえらく感動したのび太が買ってきた本で、ある日読書中の彼を覗いたら「ヤバいヤバい」と言いながら泣いていたという笑笑「とにかく読んで。」と言われて読んだらまんまと号泣してしまいました。読んでよかったなと思える本でした。


しかしイマドキの高校生ってよくわかんないですけどあんな会話するんですかね?実際に聞いたらこっぱずかしくなるような言い回しばかりで、思わず「生徒諸君か!!」と突っ込みたくなりました。古すぎてわかんないっすかね(笑)

さて、次は冒頭に出てきた『僕は明日、昨日のきみとデートする』を読もうかな♪

うちね……いるんですよ。

前々回の『怖い絵』つながりで今回は『怖い話』を。

前にもちょろっとお話ししましたが、我が家には家族意外にも誰かが棲んでいるようです。姿こそ現しませんが、『いる』ような兆候がたまに現れるんです。

例えばね、数年前あるバラエティ番組の心霊映像を全員で見てた時、人感センサー付きのトイレの電気がふわっと点いたり、スネ夫が一人でお留守番中に誰もいないはずの上の階で足音がしたり、夜閉めて寝たはずの納戸の扉が朝起きたら開いていたり、またまた心霊映像を見ていてのび太が「なんか寒いな」って言ったらエアコンが勝手についたり(⬅これは親切)等々。

まぁどれも理由をつけようと思えばつけられる話ですけどね。姿を見たわけじゃないですし。
で、私はね、今はなくなりましたが前はよくに金縛りにあったんですよ。

金縛りのメカニズムは知ってます。身体は寝てるのに頭だけが覚めてるってやつね。で、金縛りで霊を見たってのは身体が動かない恐怖で脳が勝手に作り出した幻覚っていう話です。もしかしたら全部が全部そうではないのかもしれませんけど。

私もだいぶ金縛りには慣れましたので、『あ、くるなーーっ』って思ったら前もって声を出したり体をムリヤリ動かして目を覚まします。でもね、いつもの金縛りと違うときもあるんですよ。ヤバいなって思うときが。

大体寝付けなくてなんとなくうとうとした時に来るんですけど、まず頭の中が妙に冴えてきてすっきり透明な感じになります。それで外の雑音がすごくよく聞こえるんです。遠くの救急車のサイレンや車の音。で、頭の中にまるでモノクロフィルムを再生したような映像がくっきり浮かぶんです。大抵どこか知らない部屋の映像がゆっくり流れていきます。時々ピアノやおもちゃが映り込んだりしてこうなると大体布団を引っ張られたり気配を感じたりします。

一度金縛りにあってるとき部屋に誰かが入ってきたのでムリヤリがばっと動いて横を見たら丸い黒い塊がサーーーッと逃げていきました。次の日スネ夫に部屋に来たか聞いたら来てないって言ったのであれはなんだったんだろう?


で、最近はお風呂場にいるらしいんです。
つい先日スネ夫がお風呂から出たら、出る直前にちゃんと置いたはずの手桶がガタンと落ちたそうです。また拾って置き直したんですけど、そのあとしばらくしてまたガタンと落ちたそうです。
また別の日はのび太がお風呂の蓋を半分に折ったまんま浴槽に浸かっていたら急にふたがするすると閉まってきたそうな。
我が家ではこののび太が一番敏感なので気配を感じるなんて言うこともあります。


…………でもね、何が一番恐いかって、それは我が家の誰一人としてそういった事象に対して驚くことがないってことです。誰も恐がらないの(笑)

前にも言いましたが、うち心霊映像が大好きでもう見すぎてそういう事に対して無頓着になっちゃってるんですよ。家で起こる数々の事象なんて、『ほんとにあった!呪いのビデオ』に出てくる霊障に比べれば鼻くそみたいなものですから(笑)

なので、寝てるとき金縛りに遭って布団引っ張られても、根性で動きながら「ふざけんなっ💢」って言うし、のび太も閉まってきた蓋を「おいっ💢」って押さえたらおとなしくなったと言ってました笑笑

「まぁ、霊が存在していたとして、なにも悪さしなければ別にいてくれてもかまわないよねー」と我が家ではよく話してます。だってこの世界が生きてる人間だけのものなんてそんなのただの傲りだと私は思うわけですよ。共存しててもいいんじゃないですかね。悪さしなければ。


あ、そうだ。別にどうでもいいことなんですけど、よく『幽霊』と『お化け』をいっしょくたにしてる方いますけど違うんですよ。

『幽霊』は死んだ者が成仏できずに姿を表したもの、死者の霊が現れたもので、『お化け』は本来の姿を逸脱したもの、変化したもの、大きさが異常なものを表します。

人間が死んで現れたら『幽霊』
タヌキなんかが変身したら『お化け』ですね☝


と、言うわけで我が家では今日も異界の者との共同生活を続けております。なんちゃって、ほんとは全部気のせいか理由があるんでしょうけどね。

ただ、あんまりみんなが気にしないでいると、そのうちほんとに姿を現してしまうのではないかと、それは嫌だよね~アハハハハと話している所であります。




大いなる幻とつるつるのギア

オバケが踊っている ジャージャーメンの雨の中
オバケが眠っている ハンバーガーの夢見てる

もて余してる午前4時 ボリュームを上げて
エレキギターを弾こうぜ♪

プルダックポックンミョンを食べました。

辛いもの大好きな先輩のオススメ、韓国の激辛ラーメン、プルダックポックンミョンを食べてみました。

この先輩の『辛い』はもはや常軌を逸しています(笑)私が辛すぎて一口でギブアップした辛い焼きそばを平気で平らげちゃいます。先輩の冷蔵庫の中には業務用のでっかいタバスコが3本くらい並んでるらしいです(ウワサ)

その先輩が『食べたあとお尻に注意ね🎵』と紹介していたプルダックポックンミョン。レッツチャレンジ!!!


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さて、これがその本体です。もうヤバそうです。
ご存知『蒙古タンメン中本』の北極の5倍の辛さだそうです。中本行ったことないのでわかんないっすよ。ただ恐ろしそうってのはわかります。


このラーメン作り方がちょっと変わってまして、600ccのお湯で5分茹でたあと、スプーン8杯分のお湯を捨てて、そこに味付けの辛いつゆを入れたら30秒ほど火にかけて水分を飛ばすらしいです。
いや、スプーン8杯分てなに?なにスプーンなの?

とりあえず、ゆで汁を捨てるなんてことはもったいなくてできないので、捨てる汁で例の中華スープも作りました。そして出来上がったのがこちら↓↓↓


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ヤバそうじゃないですか?真っ赤なんですけど。

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ほら。
でもね、先にチャレンジした仲間が「あれならふんころさんも食べられますよー。激辛ペヤングの方が辛い気がしますー。」って言ってたから。
ちなみに彼女は作り方を間違えて汁多目になっちゃったらしいです。

さて、覚悟を決めて一口。ぱくっ
いや、麺をすすってもムセないぞって思った瞬間!



💢💢いやーーーーーー😱😱😱
辛い〰〰〰〰〰〰💨💨💨💨💨💨
からいよーーーーー∑(❍ฺд❍ฺlll)

からいっからいっ!マジ辛い!!!絵文字をふんだんに使ってしまうほどに辛いっ!でもね、味はうまいっ!うまいけど口の中イタイッッッッ💦💦💦
まだ一口なのに。よし、もう一口。ぱくっ


やっぱからーーーーい!
文字おっきくしたーーーーい!!!!
………ダメだ。口の中ヤケドしました。でもうまいっ!から頑張って食べます。

もうね、まるで激辛料理に果敢にチャレンジするゴルゴ松本になった気分で麺をすすりましたよ。
鼻水出るし、特製スープは熱くて食べると痛いし、そう。ほんと痛い。でもうまいっ!
『はちみつきんかんCCレモン』を飲んでもあのびみょーな炭酸が刺激になって口痛い(笑)仕方ないので氷水を飲んで口の中冷やしながら食べました。
そして……


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お汁まで完食♪
なんかね、胸がムカムカする。気のせい?
今日は寒いのに、食道の辺りだけポカポカしてる。
うん。辛かったです。今までで一番……
激辛ペヤングの比じゃないですよ。ちょっと!
やっぱり彼女、作り方間違えたべ!




ミソ汁つくろう カレーとミソ汁
こいつが熱くて辛いのだ(そりゃいいね)
ゆでタマゴはすぐに冷やさなきゃ
カラがうまくむけなくなる(そりゃこまる)
今日はカレーライスだ


いやいや、今日はもう辛いものはいいですわ。

わかったフリして美術館に行ってきました。

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先日、ずっとCMで見て気になっていた『怖い絵展』を観に上野の森美術館へ行ってきました。あいにくの雨でテンションやや下がりでしたが、最近イヤなことがあったりなかったりしていたので芸術に触れるのもいいかなーと楽しみにしていたし、一緒に行ったのがかなり不思議なモノの考え方をする愉快な友人だったので迷わず雷雨決行!そしたら友人がテンション下がってた(笑)

子供の頃から慣れ親しんだ上野ですが美術館に行くのは実は初めてで、そこまでの道のりは動物園に向かうのとはまた違う顔を見せていてなんだか優雅な気持ちになりました。すでにびちょびちょだけど。

美術館は雨だと言うのに、いや、雨だからかとても盛況で、すでにかなりな人数が並んでました。こんなに人気のある展覧会だと思ってなかった💦
券を買う時「中が大変混雑しておりますのでゆっくりご鑑賞いただけない可能性もございます」って言われたけど、ここまできて引き下がれるか!

果たして中は確かにすごい人。まぁあんまり気にせずにマイペースで見ようと最初のブースで説明文を読んでいたら係りのおねいさんが「順番は特に決まっておりませんので、立ち止まらずに順に奥にお進みくださーーーい!あとで戻ることも可能です!立ち止まらずにーー!」ってずっと叫んでるの。

いや興醒めするわ。私は今、混んでいるけどここのこの説明文が読みたいの!って思ったけど、気弱な私はとりあえずもう少し奥から攻めることにしました。おねいさんだって仕事なんだしね。あれ?ってかもう友達いないわ。一緒に来たのに(笑)私は彼女のそういうところが好きなんです。

展示ブースは『神話と聖書』『悪魔、地獄、怪物』『異界と幻視』『現実』『崇高の風景』『歴史』の6つのテーマに分かれていました。それぞれのブースの最初にテーマの説明がされていてどれも興味深くて全部に目を通しました。その中で私が怖いと感じたのは『現実』と『崇高の風景』。

『現実』とは飢餓であったり殺人であったり死体であったり貧富の差の情景であったり。現実で起こりうる理不尽な世界というのはやはり身近に感じられて怖いものです。そして現実で起こりうると言えばもう一方の『崇高の風景』。美というのは儚く弱いもの。それに対して崇高というのは巨大なもの勇壮なものに対して抱く美の感情の事を言う。何にも比較できない偉大さを示し、自然やその広大さに対して言われる事が多いらしい(ウィキペディアより笑)

例えば海が荒れ狂い難破した船から人が逃げ出しているとか、燃え盛る大火に滅びゆく街の最後の1日とか、かつては栄えていた城の廃墟だとか。

私、荒れ狂う海の波の絵って好きなんです。実際に台風で大荒れの海も好きです。前に大島に行った時台風で元町港が封鎖されちゃって、でもその時に見た大時化の海に見惚れてしまったんです。危ないのですぐに移動しましたけど。台風で甚大な被害に遭われている方もいらっしゃるのでほんとは不謹慎なことなんですけど、人間が到底太刀打ちできない自然の猛威って、なんだか不思議と見惚れてしまいます。
あ、津波は別ですよ。あれはダメです。

日本の絵って、素直に風景や静物や生活の一部を切り取った絵が多い気がするけれど、西洋の絵って宗教的な背景が絡んでいたり歴史上の出来事を切り取ったりそういうのが多いような気がしました。日本にも風刺画とか幽霊の絵とかありますけどね。ま、言っても全然詳しくないんでわかんないんですけど。

私に少しでも西洋の歴史について造詣があればもうちょっと楽しめたのかもなぁと思いました。
でもポスターにもなっているポール・ドラローシュ作の『レディ・ジェーン・グレイの処刑』は一番大きくて迫力があるけれど、とても繊細でリアルで柔らかくて、じーっと観ていたら泣いてしまいそうになって、とても引き込まれる作品でした。


あ、そうそう。最初の神話で美しくて恐い海の魔物?『セイレーン』が出てきた時は『セイレーンてスーパーナチュラルに出てきた怪物じゃん!』てテンション上がって、『現実』で『切り裂きジャックの寝室』を見たときは頭の中に『皆殺しのメロディ』が流れて、作者の名前に『マンフレッド』って出てきたら『あっ!マンフレッドマンだ!(⬅違う)』ってまたテンション上がって、結局はそんなくだらない鑑賞の仕方しかできないへなちょこなやつなんですよ(笑)


結局友人とは途中で再会してしばらくは一緒に周りながらくだらない感想を言い合っていたけど、またはぐれてしまってそれぞれで楽しみました。

蛇足ですがこの愉快な友人、前に一緒に下北沢巡りをした時お昼を食べてすぐ「クレープが食べたい」と言い出しまして、私も食べたかったんだけどお腹いっぱいだからあとで食べようと言ったにも関わらず自分一人でさっさと買って食べてました。上野の帰りの電車でもおもむろにカバンからミントのタブレットを取り出し、くれるかなぁと思ったら自分だけパクッと食べてカバンにしまってました(笑)そういうところが気を使わなくて好きなんですけどね!

また一緒に芸術鑑賞しようね~♪

毒舌は嫌いじゃないけど自分に向けられたら落ち込む

こんにちは。いい人を装ってるけどほんとは腹の中で常に毒を吐きまくっているふんころがしです。
最近は腹の中だけに留まらず無意識に口から「こんにちはー(・∀・)ノ」って出てきちゃうので困ってます。思ったことがつるっと出ちゃうのね。

ちっちゃい頃から口が悪くて、小学生からずーーっと通信簿の先生のコメント欄には『忘れ物が多く飽きっぽい。言葉が過ぎるのも気になる。』って書かれ続けてました。今でも男ばかりの家族の中で私が一番口が悪いと言われております。

何て言うか……ただ悪口言ってるわけではないんですよねー。私としては。普通に思ったことをペロッとしゃべるとそれが妙に的を射てしまってるというか逆鱗に触れちゃうみたいなんですよ。だから意図せずに相手を怒らせてしまうと反省もするし落ち込みもします。またやっちったよって。その代わり自分は悪くないって思ったら相手にある程度の暴言を吐かれてもあんまり気にしません。イヤミ言われても平気ですね。だって私悪くないもん(笑)


そんななので、悪気なくというか普段からちょっとひねくれてて悪意なく暴言吐いちゃう人とか毒舌な人とかけっこう好きなんですよ。おもしろいなーって思って。

例えばね、つい最近朝の情報番組をいろいろあって卒業された宇野常寛さんとか好きです。初めは『は?こいつ何言ってんの?』って思ってたんですけど、自分の中に信念があって筋が通っていて、普通は遠慮して誰も言わないようなことも平気で言っちゃう所がすごく面白くて『この人すごいなー』って思ったんです。で、この人のもうひとつ好きなところは自分の不得意な分野や興味のないことに対しては一言も発しないんですよ。黙ってるの。振られても「まぁこれは僕がどうのいう問題じゃないので」みたいに余計なこと言わないんです。

よくいるでしょ。その問題についてよく知りもしないのに振られるとうまいこと言おうとしてアホを露呈しちゃう人。⬅はい、毒舌出ました!

そう言うのがないから潔くて好きなんです。残念ながら、それが原因でコメンテーター卒業されましたけど(笑)


で、もう一人、音楽関係のブログを書いてる方でまだ若いんですけどすごい毒舌で文章もおもしろい方がいるんです。私初めはツイッターでこの人が書いた記事が荒れてるってのを読んで知ったんですけど、そのブログを読んでみたらほんとに納得でおっしゃる通りなんですよ。確かに書き方が辛辣でこの人の過去に何があったんだろうと思うほど斜めな感じなんですけどそれがまたおもしろくて。

でもこの人、基本『いいものはいい、悪いものは悪い』とはっきり言ってるだけなんですよね。それが世間の評価と違っていても、然程の実力がなくてもおっきな組織にごり押しされてて誰も何も言えないような相手に対しても、自分の思った事をズバズバ言っちゃうからすっごくおもしろいの。もちろん音楽に対しての造詣が深いから単なる悪口や批判じゃなくて納得しちゃうんです。

でね、久しぶりにそのブログを覗いたら興味深い記事がありまして、これ、私も思ってたけどツイッターでつぶやいたら荒れちゃうかもなーって思ってビビって言えなかったことなんで代わりにブログのURL載せるので気になった方は覗いてきてください。けっこう有名なブログなのでご存じの方もたくさんいらっしゃるかと思います。

あ、ちなみに……私前にこの人のある記事にとても感銘を受けてそれについて記事を書こうと思いご本人に引用してもいいかとお伺いを立てた所、あっさり「いいよー」とお返事をいただいた事があるので、ここにURL載せても怒られないと思います(笑)

それからだいぶ経ってしまいましたが、その記事については近いうちに、多分、近いうちに書きます。



【BASEMENT -TIMES】
https://basement-times.com/suda-masaki/



えっと……内容は今若手実力No.1と言われる、大人気俳優の菅田将暉さんが歌手デビューしたことについての記事です。はい。この人すごいですよね。

この記事では直接菅田さんの歌について文句は書かれていませんが、私菅田さんが歌手デビューってニュースを見てその歌声を聴いたとき、わりと同じこと思っちゃったんですよね。

この俳優さんてほんとに器用な人で、ブレイクする前はけっこうアブナイ役もやってたし、私は『泣くなハラちゃん』で主役の弟役をやってて好きだったんですけどとても器用なすごい俳優さんだなーって思ってました。

忘れらんねえよのファンを公言していて、「頼む!もっとでっかい声で言ってくれ!」って思ったり、主演の映画の中で忘れの歌を歌ってるのを聴いて上手だなーって思ったし、GReeeeNの映画でも歌っててそれもまたやっぱうまいなって感心してて。

でもね……エンタメニュースで自分の持ち歌歌ってるのを聴いたとき、『あれ?あんまりうまくねーな』って思っちゃったんですよ。なんていうか苦しそうというか自分の歌なのに自分のものになってないっていうか、そんな印象だったんです。で、その時は『あ、そーか。この人は役に成りきればそれなりのクオリティが出せるんだけど、自分自身のまんまだとこれくらいになっちゃうのか。』って勝手に納得してたんですけど、記事を読んでなるほどなーって思っちゃいました。

何年か前に芸人さんが司会をやってたカラオケのオーディション番組で、すっごくうまくて審査員にも絶賛されたけど、最終審査のオリジナル曲をプロデュースしたのがロケットマンことふかわりょうで、その歌が私でもびっくりするくらい本人の良さを殺しちゃっていて結局デビューできなかったのを思い出してしまいました(笑)

確かに趣味がギターなら、本人に作詞作曲させてあげればよかったのに。プロデューサーって大事ですね。事実菅田さんの歌ではない、最近米津さんとコラボした『灰色と青』ではちょっと(だいぶ)米津さん寄りの歌声でなかなか上手だなーってまた関心しちゃいましたので。

そう考えるとやっぱり言ってもプロの歌い手さんてすごいんだなーって思ったりもしました。


はい、結局何が言いたいのかわからないですけど、『BASEMENT - TIMES 』おもしろいのでぜひ読んでみてください。


これは『灰色と青』


https://youtu.be/gJX2iy6nhHc


ではでは!

郷愁写真館

私が実家であるマンモス団地を離れてもう約20年が経ちました。昨日実家に帰って、ほんとに久しぶりに歩いた商店街の駐車場から家までの道すがら、なんだか急に懐かしさが込み上げてきてつい写真を撮りました。

今日は郷愁に浸りながら、勝手に写真館です。



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広い団地の敷地を二分するように走るバス通りの頭上にかかった橋で商店街が『あっちとこっち』に分かれています。私は『あっち側』にはあまり行かなかったけど、昔おっきい木の後にちらっと見える建物にラーメン屋さんがあって、お父ちゃんがいた頃たまに家族で食べに行ってた。めったに外食しない家だったからほんとに嬉しかったなぁ。でもビンに入ったオレンジジュースは注文してもらえなかった。



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バス通りに架かる橋。ここから向こうが私のテリトリー(笑)テンションが下がって家に帰りたくない気分の時、この橋で、走ってくるバスを頭上から見下ろすのが好きだった。



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商店街はずらーっとけっこうな数の店が並んでいて、その中に小学生がこぞって遠足のおやつを買いに来る駄菓子屋さんがあった。私が好きだったのは10円のちっちゃいヨーグルト。それとベビースターラーメンとハートチップルは事ある毎に先生が買ってくれた。太っ腹。
長く繋がるお店は2階が住居になっていて、同級生の家が洋服屋さんをやっていてしょっちゅう遊びに行ってた。お店の裏から入って階段で2階に上がるのがなんだかとても羨ましかったなぁ。

写真はお店の隙間の通路にある公衆トイレなんだけど、ここ、幽霊が出るとかウワサになっていて子供の頃はとても怖かった。特に夜は白熱灯の妙に白っちゃけた灯りに虫がたかってて、さらにたまにチカッと点滅するもんだから前を通るのも嫌だったな。



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ちっちゃい児童館みたいな集会所。その横の芝生で集会所で遊ぶちっちゃい子供を横目で見ながら、それより少しだけおっきかった私は洋服屋の友達とキャッチボールをしたりして遊んでた。ちっちゃい子が遊んでるおもちゃが気になってたんだ。




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うちの裏の公園。今は腰掛けがある場所に、昔は砂場があった。そこで、砂をバケツに入れてお米を研ぐ要領でただひたすら砂をお水で洗うという遊びをずーーっとやってた(笑)砂の中から50円玉を発掘してすごくテンションが上がったのに、遊んでるうちにまた元の砂場に落っことしてどっかに行ってしまった💦

この狭い公園でドッジボールの練習をした。
私はドッジボールがめちゃくちゃ得意で、ここで上級生に勝負を挑まれて勝利した(笑)




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家と公園をつなぐ通り道。そこの垣根の前で、成人式の写真を撮った。写真館なんか行かなかったから全部スナップ写真。当日は天気は良かったんだけど風がすごく強くて寒かった。だから写真みんな目細めて寒さに耐えてる感じになってる(笑)あの垣根は今も変わらずにそこにある。




少しずつ何もかも恐くなった
「帰りたい」「帰れない」君もそうだろ?
もう 行かなくちゃ
あの日の空が泣いている

「こんなはずじゃなかった」なんて
今だって言わないけど……



実家を出た当時は、たまに里帰りして立ち並ぶ建物を見たら安心してほっとしたけど、今は今のこの町がほっとする。あんなに細かい所まで知り尽くしていた道も、風景が少し変わって全くわからなくなってしまった。『里帰り』なんて言うほど離れてないし、けっこうちょいちょい親には会ってるけど、ほんとに久しぶりに歩いた『お客様用』の駐車場から家までの道のりの間が妙に懐かしく思い出されてしまった。もうすぐ死んじゃうのかな(笑)

あのちっちゃい公園と垣根の通り道や集会所や、実家のベランダから眺める景色は何故かよく見る夢に出てくる。それで夢の中で私は当然のようにそこで暮らしている。あと何年かすれば親もいなくなって、暮らした年月も逆転して、今住んでるこの場所が私の古里になるのだろうか?

写真を撮りながらたどり着いた実家で食べた、親が作ったなんてことない焼き肉がとってもおいしかった。


やっぱりもうすぐ死んじゃうのかな?笑笑

打ち上げ花火、下から見るけど横から見ない

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『打ち上げ花火 下から見るか 横から見るか』を読みました。1日で読み終わりました。

これ、元々テレビドラマが最初だったんですか?岩井俊二監督の作品なんですね。私全然知りませんでした。その後アニメ映画になって、そしてリメイクされたとか。

だいぶ話題になりましたね。今をときめく若手俳優広瀬すずさんと菅田将暉さんが声を務めたりして前評判は高かったですよね。我が家では映画の主題歌を米津さんが担当する、しかも二人で歌うとあってとっても盛り上がりました。

以下、けっこうな辛口となりますので、映画を見て感動した方、声を担当した俳優さんのファンの方、監督のファンの方は不愉快になるといけませんのでそっとケータイを閉じてください。個人の感想です。


私映画は見てないんですけど、うちののび太が前評判と主題歌目的で見に行ったんですね。で、帰ってきて一言「クソだわ。」「主題歌以外、内容も声優もサイアクだった」とプリプリ怒ってました。ネットでの評判もあまりよくなかったみたいですね。

で、逆に気になりましてのび太が何故か買ってきた本を読んでみました。

『打ち上げ花火 下から見るか 横から見るか』このタイトルを見た時どんな話なんだろうってちょっと期待したんですよ。しちゃいますよね。タイトルだけだと話の内容さっぱりわからないですもん。それでも、やたらと映画の宣伝をしてた時期に最初のテレビドラマの紹介をしてまして、私またなんとなーくてきとーに見てたんです。しっかりじゃなくて。で、なんとなく『謎の美少女がいたいけな小学生を翻弄してたぶらかす』お話だって理解しちゃったんですよ(笑)でも実際本を読んでみたらそうではないことはわかりました。

今回の映画ではだいぶ設定を変えてるみたいですね。主人公は同じクラスの中学生の男女。まぁ平たく言えば、彼女が母親の再婚を期に引っ越してしまうのを阻止するために、彼女が拾った『自分がやり直したいと思った過去に戻ることができる』という不思議な石を使って男の子が奔走するという内容。


正直な感想を述べますと、『頭の中で考えておもしろい!って思ったものを文章にしたら思ったようにいかなかった』という感じがしました。お笑いで言うところの『出落ち』みたいな。タイトルからの期待値に答えられていないという感じでしょうか?

なんとなくむかーし原田知世さん主演で映画化された『時をかける少女』を思い出してしまいました。
いやー、私当時知世ちゃんが大好きでして、ワクワクしながら映画館に行きましたよ。ほんとに知世ちゃんはかわいかった。今も変わらずかわいいよなぁ。

あのお話は原作も読んだのですが、原作はまぁそれなりにおもしろかったです。ところが……映画の方はと言えばうーーーん、なんとも……

打ち上げ花火もそんな感じ。設定が突拍子もなさすぎて、都合よく都合のいい石を拾って都合のいい場面に戻ったけどあれ?なんか変だぞーみたいな。それで収拾つかなくなって何も回収しないまんま無理矢理終わらせましたという印象でした。

本文の『もしも!○○だったらーー!』っていうのが時をかける少女の『土曜日の!実験室ーー!』みたいなね(笑)でも、時を…の方はちゃんと謎が解けてすっきりするしある程度の意外性も感動もあるのでいろんな意味でおもしろかったです。

うわぁ……なんかプロの作品に対してすげー偉そうだな。ごめんなさい。まぁ、私の素直な感想なので申し訳ないです。

でね、読んでいてずーーーっと文章の表現とか書き方に違和感があって、モヤモヤしながら読んでたんですけど、あの本は原作ではなく映画の監督さんが書いた本でした。なるほど。
のび太が映画館から帰ってきて言った台詞がよくわかる本でした。ほんと失礼だな(笑)
そのあと続けて読んだ宮部みゆきさんの小説が、ほんとにおもしろくて安心できてさすがだなぁって
思っちゃいました。

失礼ついでに……
あのー、アニメ映画の吹き替えって話題作りかなんだか知らないけど芸能人を使うでしょ。あれ、ほんとにやめてほしい。どんなにドラマで演技が上手って言われてる俳優さんでも、やっぱり声だけで演技する声優の仕事って全く別物だと思うんですよね。
多分発声の仕方が全然違うんだと思う。今時の滑舌悪いしゃべり方のまんまアテレコしちゃうとなんかこもってて聞き取りづらくて気持ちが悪いんですよ。

ただそんな中でも上手だなーって思う方もいて、例えばトイ・ストーリーのウッディでお馴染みの唐沢寿明さんとか、黒木瞳さんとか、あと星野源さんとか意表を付いてロバートの秋山さんも違和感なくて上手でした。他にも上手な方はいらっしゃいますが、共通するのは声が澄んでいて滑舌がいいってことでしょうか。秋山さんはちょっとビミョーですけど。

声優って商売は人気があるけど、表に出られるのはほんの一握りでほんとに厳しい世界なのに、話題の映画はなんの知識も技もない人気芸能人に持ってかれちゃうんだから大変だよなぁなんていつも思います。

はぁ。今回はちょっと毒舌が過ぎたかしら。
次はこれまた話題になった映画、『君のすい臓を食べたい』でしたっけ?を読んでみようと思ってます。