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世の中の大抵の事は大したことない

なまけものが書きます

そーいうのってなんかいいなぁというお話。

私は子供とお年寄りが苦手です。
昔っからそうでした。
子供は一度ロックオンされるとしつこいし、お年寄りは話が長いからです。ってかコミュ症だからです。
そんなですから小さい子には全くなつかれませんでしたね。赤ちゃんには大体泣かれてました。
ふふっ。さすがは純粋な赤子、私の正体など速攻で見抜かれてしまうのだ。ちなみに動物にもなかなか好かれないです。別にいいもん。


まぁ、若かりし頃はそんな感じだったんですけど、自分に家族ができてからはなんだかんだで子供にもお年寄りにも慣れてきまして、多少のお相手もできるようになりました。ニガテはそのまんまに。

幼稚園くらいの子供がいるとついちょっかい出しちゃって、相手がノッてくるとだんだんめんどくさくなっちゃうの。で、いつも『しまったっ』って思うんですよね。


私、仕事でバスに乗るんですけど、たまにかわいいちっちゃい子が乗って来るんですよ。でね、ほんとに純粋な子供らしい反応をしたりして、思わずニヤニヤしちゃう時があります。

この間始発のバス停で若いお父さんと2才くらいの女の子が乗って来まして、その会話がとってもかわいかったんです。

パ「よいしょ。どこに座ろうか。どこに座る?」
子「ここにすわるよ。パパはそっちね」
パ「あー、そっか。一人か…そこがいいの?」
子「うん。パパそっちのおっきいほうね。○はこっちのちっちゃいのすわる。」
パ「じゃ、パパこっちのおっきいほうに座るから、バスが出発するとき一緒に座ろうね。」

(車内に貼ってある広告を見て)

パ「動物さんいるね。何がいる?」
子「ねこさんいるねー。」
パ「そうだね。いるねー」
子「あとね、キリンさんでしょー」
パ「ん?キリンイナイ…キリンさんいた?」
子「うん。あとぞうさん」
パ「いっぱいいるねー。」
パ「あ、バス出るからお父さんと一緒に座ろっか。」

(バスが出発してちゃんとパパの隣にいる子供。)

パ「ほら、お花咲いてるよ」
子「きれいねー、あかいのあるね。チューリップ」
パ「そうだね。チューリップおっきいね。いろんな色があるね。」
子「うん。あおいのもね。」

その後、他のお客さんが乗って来たら二人とも静かになりました。

私このお父さんのすごいなぁと思ったところは、とっても優しい口調なんだけど赤ちゃん言葉を使わず、何かに注目したら必ずまず子供に意見や感想を言わせてるところと、それに対して子供が少し違う事を言っても絶対に否定しなかったところです。
女の子はお父さんに説明するような口調で自分の意見をしっかり言えてました。しかも他のお客さんが乗って来たらちゃんとおとなしくしていられたし、とっても良い親子間系ができてるんだなーってなんか顔がほころんでしまいましたよ。


バスに乗ってるといろんな人間模様が見られておもしろいですね。ほかにもね、良く見る老夫婦なんですけど、奥様が買い物に行って戻ってくるとバス停で待っている旦那様が奥様のカートを降ろして一緒に帰って行くんです。このご主人、バス停にいると乗客と間違えられるからって思うのか、少し離れた所で待っていてバスが停まると陰から出てきて、手を差しのべて降りるのを手伝うんです。毎回必ず。昔はバリバリ働いてたんだろうなーって感じのご主人でそこがまたなんともほっこりします。


他にもバスに乗っているといろんな人の人間性みたいのが見えておもしろいですね。もちろんニッコリする場面だけじゃないですけどね。そのお土地柄なのか、総じてみなさんのんびりした方ばかりです。
赤ちゃんが泣いてても隣の方があやしてみたりね。

人間観察が趣味って方も多くいらっしゃると思いますが、私は全く興味がないので人に注目するってことなかったのに、やっぱり歳を取ったんですかね。
ワガママ言う子供にも腹立たなくなったしお年寄りとも会話ができるようになりましたよ。

自分がおばあちゃんになったときあのご夫婦みたいにのんびりと穏やかに、そしてテキトー人生を全うしたいなと思ったり思わなかったりする今日この頃でございます。


サンキューアイラブユー世界
退屈なんか捨てなよ
サンキューアイラブユー世界
常識なんか捨てなよ
サンキューアイラブユー世界
でっかい世界世界……

僕らこのまま世界のど真ん中