世の中の大抵の事は大したことない

なまけものが書きます

PCR検査を受けてきました。

のび太が突然熱を出しました。
今月一日の事です。
仕事の休憩で連絡に気付きました。
その日は夜まで仕事でした。
一瞬、後半の仕事に穴開けたら迷惑がかかるなんて考えがよぎっちゃいまして、のび太にも電話で「夜まで仕事だから寝てな。」なんて言ってしまいました。
が、このご時世です。万が一の事がありますから、電話を切った後すぐ管理者に報告しました。するともう二つ返事で

「すぐに帰ってあげな!」

って言ってくださいました。

もうそっからは慌てちゃって、ソッコーで帰り支度をしましてソッコーで車に乗り込みました。
でね、なんか急に怖くなっちゃったんですよ。熱が39.5℃あるって言うんだもん。
いつもはなーんにも考えてないふんころでもさすがに思いましたよ。
もしコロナだったらどうしよう。
のび太、喘息持ってるからひどくなって死んじゃったらどうしよう。のび太がいなくなったらどうしようって。帰りの車の中で半べそだったんです。

まぁ、結果を先に言っちゃいますと、コロナじゃありませんでした。でも今回ほんとに大変だったんです。主に精神的に。

こっから、のび太が熱を出してから騒動が終わるまでを順を追って書き出してみます。



6月1日(月)
のび太発熱。39℃以上の熱が続く。学校に連絡。

2日(火)
・夜中に40.4℃まで上がる。ひどい頭痛と関節痛で眠れないらしい。朝38.5℃。
38.5~39℃の熱が一日続く。
・『区の帰国者・接触者電話相談センター』に電話。指示を仰ぐ。電話で確認してかかりつけのお医者さんへ。
ノロウィルス、胃腸炎は陰性。血液検査でわずかながらコロナっぽい数値が出ていると告げられる。血抜かれてのび太貧血で倒れそうになる。
・2日間様子みて熱が下がらなければPCR検査を受けることに。頭痛の鎮痛剤をもらって帰る。
・学校より出席停止の連絡が入る。検査結果が出るまで自宅待機。
・部活のコーチから連絡あり。これまでの経過と一緒にトレーニングした人を聞かれる。

3日(水)
・朝方38℃。それから平熱に戻って、37~37.5℃をいったりきたり。頭痛はだいぶ楽になったみたい。
・学校と会社に経過報告
・午後ふんころ自身が37.5℃の微熱と頭痛発症。

4日(木)
のび太熱下がる
・部活の監督よりのび太と一緒にトレーニングした子供たちも出席停止になったと連絡が入る。のび太凹む。
・病院に経過報告。熱は下がったものの、心配なので念の為PCR検査を受けることに。
仕事柄、ふんころも一緒に受けさせてもらうことに。
・金曜日がいっぱいとの事で週明け月曜日に予約をお願いする

5日(金)
・病院より月曜日の予約が取れたと連絡あり。午後、受付票を受け取りに行く。

6日、7日(土日)
すっかり元気なのび太、微熱が続くふんころ、不安な時間を過ごす。

8日(月)
・午後1時半の予約に合わせて検査会場の医師会館へ。久しぶりの外出&ドライブにテンション上がる二人。
・ドライブスルーで検査を受ける。
検査方法はインフルエンザと同じく鼻の奥の粘膜を採取する方法。結果は明日の夜、又は明後日の朝に出るらしい

9日(火)
・夕方、病院の先生から連絡。結果は…
「二人とも陰性!!」
・夜はお祝いに寿司を食べる(笑)



まぁざっとこんな感じです。
いやね、もう今の時期高い熱出たら大体コロナだと思っちゃうじゃないですか。インフルエンザの時期以外で熱なんか出さないですし、のび太毎日夕方人が減ってからだけど外にトレーニングに出かけてましたから。どこでもらっちゃうかわからないでしょ?

で、今回ねほんとに困ったのはどう対処していいかわからないってとこ。
テレビとかで報道されてたのは、当然だけどコロナにかかった人たちでしょ。でも『疑い』だけだとだとどうしていいかわかんないんですよ。病院の先生も、「マスクして近づかなければまぁ大丈夫だと思いますよー」しか言わないし。

ネットで調べてみても感染者への対処は書いてあるけど『疑い』の状態に対しては何もないの。だから家族はどう生活していいかわからないんですよ。

とりあえず

のび太は隔離して看病はふんころ一人で
・食事は紙皿と割り箸。使ったら廃棄
・お手洗いは三階をのび太専用として、下には歯磨きとシャワー以外で降りてこないようにする
・下に降りてきたあとは触った所を消毒、床と階段をモップで拭く
・身につけたもの、タオル等はビニールの袋にまとめて直接触らないようにする

みたいな感じでもうコロナ決定!みたいな扱いをしました。本人も承知で協力してくれました。

で、大魔王はどうしても仕事に行かない訳にはいかないのでなるべく接触しないようにして、ふんころとスネ夫は検査結果が出るまで仕事とバイトをお休みしました。


でね、自分たちでは半信半疑だったんですけど、やっぱり日を追うごとになんとなく罪悪感みたいなものが出てくるんですよ。

だってですよ?毎日職場から電話がかかってきて事細かに経過を聞かれて本社にも報告しなくちゃとか言われて、のび太の担任からも電話でオンラインホームルームも出ないでください。とか言われて(担任は出てもいいって言ってくれたけど出席停止なのでってことで)、部活の監督からはいつどこで誰と練習したか何回も聞かれて、挙句には一緒に練習した仲間と、その仲間が参加した練習に参加した仲間もみんな出席停止と言われ、違う学校の生徒でのび太接触した人にも連絡するって言われて、どんどんどんどん広がっていくんですよ。

いやいやまいったなぁ~大袈裟になっちゃったなとか思うんですけどね、ちょっと待て、もしほんとにコロナだったら決して大袈裟じゃないんだよなって思ったらほんとに申し訳なくなっちゃって。

でね、疑いがあるってだけでなんだかものすごく自分が罪人になった気分になっちゃうんですよ。過去2週間の自分の行動を振り返ってどこまで知らせればいいんだろうって悩むんですよ。私はお客さん商売ですから。もし罹患していたら会社は大変な事になっちゃうどうしようってさすがのふんころでも考え込んじゃうんですよ。

幸いなことに、のび太の仲間はみんな本気でのび太の事心配してくれて、休んでる間励ましの言葉を送ってくれたり、迷惑をかけたにもかかわらず出席停止明け初めて登校した時にはみんな良かったね~って声掛けてくれたり中には抱きついて喜んでくれたりしたみたいです。のび太も「密だよねー」って言いながら嬉しそうに報告してくれました。


でもね、ニュースで感染者がコロハラを受けたり、退職に追いやられたり、引越しせざるを得ない状況になってしまったり、そんな話を聞くとなんかすごくいやーーな気持ちになるんですよ。

自粛って言われてるのに朝からパチンコ屋に並んで自分は大丈夫とか言ってる奴らとか、県外に出るなと言われてるのに旅行に行って海外から持ち込んだり、無意識でも旅行先に
ばらまいて来ちゃったり、そんなのはもう以ての外ですけど、コロナにかかっちゃうって本人は悪くないでしょ。誰もが可能性があるんですよ。他人事じゃないの。ほんとに。



日本の偉い人がね、専門家の意見を聞きながら一生懸命出した政策を、まだ始まってもないのに文句言う人達。
さっきも言ったけど自分は大丈夫だからとか、若いからかかっても余裕とか、なんの自信なのか堂々と言い放つ人達。
「コロナはただの風邪。ビビり過ぎなんだよ」とか言って、誰得のフェス開いちゃうアホな有名人もどき。
みんなみんなほんとによく考えて欲しいなって思いました。他人事じゃないんだよ。何回も言うけど。


今回結果的に陰性の判定が出て、結果が出た日の夕飯でお寿司食べちゃったくらい安心したんですけどね。いつ感染するかわからない状態なのは変わりません。
今回、自分が罹患してしまったかもって恐さより、身近な人に染してしまったかもっていう恐さの方が大きかったんです。
必要以上に恐れる事はないのかもしれないですけど、偉い人が言ったことはとりあえず守りましょう。出来ることはやりましょう。

まだまだ終わらないこの事態。
みなさんもほんとにほんとに気を付けてくださいね。何が言いたいのか分かりづらくてなんだかぼやけてしまった話になりましたが、この10日間の出来事は健康の大切さと自分の行動に伴う責任を思い知りました。そして具体的に残ったのは自粛でゴロゴロしすぎてたっぷり付いたお腹の脂肪でございます。

ということで、最後までご覧頂きありがとうございました。