世の中の大抵の事は大したことない

なまけものが書きます

不思議の国ののび太

我が家ののび太は中途半端なアホです。
思考回路が私に似てしまった為、理解力に欠けてます。そのクセ頑固なのでめんどくさいです。

頭が少しかわいそうなので『なんでその発想になる?』と理解に苦しむことがあります。
今はまぁおっきくなって普通の人に近付いてきましたが、幼稚園~小学生の時はほんとに紙一重の不思議な子供でした。今日はのび太の不思議な世界をご紹介します。


Episode1【家で】

・3歳の時、夕飯の支度をしていたら台所に来て突然自分の頭に生卵をぶつけてぐっしゃ~ってつぶしました。テレビで頭でゆで卵の殻を割ってるのを見て真似したかったそうです。

・別の日、突然噛んでいたガムを口にくわえてそのまんまビローンと後頭部まで延ばして髪の毛にベッタリとつけ、「見て!ウルトラセブン!」と見せてくれました。アイスラッガーだそうです。
その後短髪になりました。

・良くない事をやらかしてきつく叱っていると泣きながらお漏らしをしてしまい、慌ててお説教が中断することが何度かありました。後で聞いたらお説教を早く止めさせようとしてわざとお漏らしをしていたらしい。策士。

Episode2【幼稚園で】

・幼稚園秋の恒例行事の芋掘り遠足のあとに書かれた絵を見に行ったら、のび太一人だけ画用紙2枚をつなげたでっかい紙いっぱいに、地中に埋まる芋が書かれていました。…………………でものび太、風邪引いて芋掘り遠足行ってないんです。

・夏休み明け、『夏休みの思い出』というタイトルで書かれたのび太の絵。黒のクレヨンで書きなぐったように画用紙が塗られていて、先生の説明書きに『お父さんと遊園地に行ってお化け屋敷に入ったよ。楽しかったよ』と書かれていました。…………………でものび太、夏休みに遊園地行ってないしお化け屋敷に入ったこともないんです。

・作品展で飾られたのび太の絵。
青い画用紙の真ん中に上から見たワニっぽい絵が書かれていました。タイトルが『わにのせいかつ』。
なんかシュール。

Episode3【小学生になって】

・5年生の時、学校で『夏休みの思い出』をテーマに書いた作文。

「僕は夏休み、朝早起きをしてランニングをしに行きました。公園に寄ったらおじさんがゴミを拾って
いたので手伝いました。そしたらおじさんがありがとうと言ってお菓子をくれました。公園には意外とゴミが落ちてるんだなと思い、これからもゴミ拾いをしようと思いました。」

この作文は先生に好評価だったようで花丸をもらいました。……でもゴミ拾いしてるおじさんに会ったことないし、自分もゴミ拾いなんかしたことない。そもそも夏休み早起きしてランニングなんかしてないですから。

本人曰く、「夏休み別にどこ行ったでもなくて書くことないからてきとーに書いた」って言ってました。あぁ、それに関してはごめんね。なんたって夏休みだからって旅行行くでもないしキャンプするでもないし遊園地行くでもないからなぁ。『お盆のお墓参り』なんてイベントじゃないもんね(笑)


その他にも一人遊びしながら自作の歌うたってたり、朝食にあんパン食べててあんパンについてるゴマを見て、

「ねぇ、これ植えたら木が生えてあんパンがいっぱいできるから、それ取って売ったらあんパンがいっぱい食べられるよね。一個1円で売るよ。」

って言ったり。安いな、おい。何個売ればあんパン買えるかしらねぇ。ってか成ったあんパン食べればいいじゃん。


なんか改めて書き出して読み返したらこいつ虚言癖があるのか??とも思えますが、本人に聞くといつも「あー、書くことないからてきとーに書いてる」と答えるので、それは不憫なことで……と他人事のように思ったりして。

そんなのび太も中学生になって、相変わらず中途半端にアホだけどアホな友達いっぱいと毎日楽しくて仕方ないみたいです。頑固で口が達者なので、仲間内では言い合いになるといつも論破して黙らせるそうですが、我が家の中ではいつも私とスネ夫にボコボコにされてます(笑)

彼の中で一番厳しい社会が家庭なので外ではうまくやってくれてるようです。まだまだ紙一重の世界ですが、今のところ心配のいらないかわいいアホです。あ、ちなみにこのブログのトップ画のアイコンは彼の6年生の時のやっつけ作品『草原』です。

最後に幼稚園の頃彼が一人遊びをしながら歌っていた歌の歌詞を紹介して終わります。


ハナクソくん待って~
ハナクソくん待って~
ハナクソくん待ってって~
言いました~
ハナクソくん待って~
ハナクソくん待って~
ハナクソくん待ってって~
笑いました~

………これを嬉しそうに繰り返し歌いながらの一人遊び………

ではまた!