世の中の大抵の事は大したことない

なまけものが書きます

算数の問題 その2

ずっと前にもひっかかってしまった小学校の算数の文章問題。その時の記事がこちら↓↓↓↓↓


http://funkorogashi-blue.hatenadiary.com/entry/2017/08/03/072336

で、意見をいただいて補足した記事がこちら↓↓↓

http://funkorogashi-blue.hatenadiary.com/entry/2017/08/07/172459



でね、少し前にTwitterに投稿された算数の問題がちょっと話題になってまして、案の定私もまんまとひっかかったんで紹介します。こんな問題です。



『桃が5個あります。3個もらうと全部で何個になりますか?』


ツイートした女性のお子さんが、この問題に対してこう質問したそうです。

「もともと5こあるももはだれのなの?」

とっても素直な、賢い質問だなーって思いました。


普通に考えればね、桃が5個あって3個もらったんだから『5+3=8』で答えは8個。なのだという事はわかります。でもそれはこの問題が算数の問題であり、何を聞かんとしているかを理解出来る年齢だからです。

でもまだ算数を習いたての子供が読んだらどうでしょ?もちろん単純に何の疑問も持たずに5個と3個で8個!って答えられる子供もたくさんいると思いますけど、このお子さんのように問題自体に疑問を持つ子供もいるんじゃないですかね?


実際のところ、私はこの問題を最初に読んだ時一瞬意味がわからなかったんですよね。頭の中で、テーブルの上に桃が5個並んでいるのを想像してしまったから。で、その並んでる桃から3個をもらったのかと思ってしまったのです。そうすると答えは『3個』です。

でも問題文に『全部で』とあるのでテーブルに残った桃と自分が持ってる桃と合わせて『5個』なのかなとも思えちゃって、それじゃ算数の問題として成り立たないじゃん。て思っちゃったんですよね。


よく国語が苦手だと算数の文章題もニガテなんて事を言いますけど、私は逆に国語が得意な子供ほど文章題に疑問を持ってしまうのではないかと思います。文章を読んで頭の中でイメージしちゃう子ね。

この場合問題の書き方がよくない。『桃が5個あります』はわかる。このあとの『3個もらうと』がよくないんじゃないですかね。違うか。前半と後半がうまく繋がってないから分かりづらいんだよな。
だってこの問題文の主人公が誰かわかんないんだもん。桃が主役だったのに、急に誰かが出てきて誰かに桃あげちゃってるんだもん(笑)なので例えば


『桃が5個あります。さらに3個もらうと全部で何個になりますか?』

『桃が5個あります。3個増えると全部で何個になりますか?』

ってなればわかりやすいんじゃないですかね?
ただ後の文章だと『増えると』と言ってしまっているので足し算を使うって事がバレちゃうから、やっぱり最初の問題文がしっくりくるかなー。


………相変わらずめんどくさいでしょ。
この問題ね、数学脳のスネ夫に見せたら、「あーー、これね。答えは8個ってすぐ分かるけど問題文が良くないよね。」と、やっぱり何の疑問も持たずに答えを導き出しました。

試しに私と同じ思考ののび太にも聞いてみたところ案の定一瞬「えっ??」って顔して、


「この問題って、2つ答えが考えられるよね。5個の桃から3個貰うんだから、2個と、3個。」


えっ??その2択???笑笑
それはさすがに違くね?って思ったけど面白いからOK。で、

スネ夫に聞いたらすぐに答えは8個ってわかったよ。」

って言ったらまた驚いた顔して

「えっ?答えは8個なの?(2個と3個と思わせてほんとの答えは)5個かと思った!」

と言い放ちました。マジか?
そんなのび太は今年受験生。数学が大のニガテで、テストでも配点のおっきな文章題は問題文が理解出来ず時間が全く足りないという致命的な欠点を抱えています。多分彼は車の免許を取る時も学科試験でえらく苦労するでしょう。


話が反れましたが、算数の問題文て難しくないすか?多分ね、考えてるのが数学の偉い先生方なのでこんな感じの文章になるのかもしれませんが、国語脳の私たちには理解し難いものがあるのです。傍から見たら考えすぎでしょと一笑に付されてしまうのでしょうか??

まぁもう算数を習うほどの小さい子供と触れ合う機会もそんなにないので別にいいんですけどね。
引っかかると気になっちゃうもんでゴチャゴチャ失礼しましたー。


ってか、私はいいけどのび太くん、あんたはもうちょっとどうにかしなさいなっ!!
のび太に暖かい春が来ますように!

私が米津玄師を天才だと思う理由 理由編その4

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こんにちは!お久しぶりです。ふんころがしです。

みなさーん、パプリカ聴いてますか?いやー、とうとう米津さん子供にまで手を出してしまいましたね。あ、語弊がある。怒られる💦💦ちゃうわ。

えっとパプリカは2020年東京オリンピックNHKのイメージソングとして、5人組の子供たち『foorin』が歌う米津さんプロデュースの歌です。もう今や説明なんかいらないですよね。話題になってるし。

……私ね、実は子供たちが歌って踊るって、、、、
正直好きじゃないんですよねー。
なんかさー、歌って踊る子供たちって、ものすごい児童劇団臭があって、あの無理やりな笑顔といい、時折見せる大人びた作り顔といい、無邪気を装うあざとさがにじみ出ちゃってません?今私ものすごく敵作ってません?いやだってしょーがないじゃん。そう思っちゃうんだもん。

パプリカのMV配信がスタートした初日にパッと見て『あ、ムリだ』って思ってしまってそれから見てないんですよね。すぐ『無邪気で元気いっぱいでめちゃめちゃかわいいですー』って感じのコメント入ってたりして、マジか??って思っちゃって、あのねー、無邪気で元気いっぱいなのは、近所の公園の噴水の水浴びながらやたらハイテンションではしゃぎまくる幼児くらいなもんですよ。
とは言うもののね、歌って踊る子供たちを見て『かわいい』と思える素直な心っていうの?そんなものも持ち合わせられたらいいのになーなんて思ったりもしますよ(ホジホジ)

そう言えばこないだね、のび太ツイッターで拾ってきた米津玄師超難問イントロクイズっていうのをやってみたんです。

最初は歌の途中のウルトライントロ(イントロじゃないんだけど笑)。ほんとに歌の途中が0.1秒くらい流れてなんの歌か当てるんですけど、当たるわけないじゃん(笑)私10問中正解は1問でした。ちなみにのび太は4問当たったって。あいつすげー。

で、次はもっとマニアック。今度は米津さんの息継ぎの音を聴いて何の歌か当てるという(笑)
でもねー、これけっこう気持ちわかるんですよ。確かにね息継ぎの音聴こえるんです。そうするとけっこう萌えるんですよね。頭おかしいですよね笑笑
これ、好きな人にはあるあるだと思いますよ。

で、この問題全部で6問あって私、2問当てました(笑)すごくないです?
ちなみにのび太は1問だけ。ふふんっ


さてそろそろ本題に入ります。

私ね、歌って歌詞を重要視するタイプなんですが、
米津さんの詩の表現の仕方とか言葉選びがものすっごい好きなんですよ。そこがね、私がこの人すげーって思う第一の理由でもあるんですけどね。

歌だけでなくブログでも、けっこうだーーーーっって、つらつらーって書いてあるブログなんですけどその文章の表現が独特で大好きで、『あー、こんな文章が書けたらいいなぁ』って憧れちゃうんですよね。あんまり詳しく書いちゃうとまずいのでほんの少しだけ抜粋すると、例えば




『家の中で雨が窓を叩く音を聴くのが好きだ。人間としての機能が鈍っていても許される気がするから』

『心身ともに疲れているときは眠るに限る。必要なあれこれをなんもかんも後回しにして、願わくば目覚めたら小人が全て仕立てあげてくれていることを期待しながら眠る。』


こんな感じ。これくらいならコピっても大丈夫?ダメ?セーフ?ビビりすぎ?
あーでも米津さんの声で再生されるわぁ(笑)

いやこんなのほんの一部で、内容うんぬんじゃなくて表現の仕方、言い回し、言葉尻とかがたまんなく好きなんですよ。歌詞もね言い回しが絶妙で細かく語らずとも心情や背景の描写が見事だなーって思うんです。例えばね、

YouTube再生回数あっという間に1億回を超えてメガヒットになった『Lemon』ですが、あの1番のBメロの頭、


『きっともうこれ以上 傷つく事など ありはしないとわかっている』

この一文大好きなんですけど、これをね普通の人が歌詞にするとしたらたぶん

『もうこれ以上傷つく事なんて決してありはしない』
とか
『これ以上傷つくことなんてこれから先ありはしない』

みたいな言い方になると思うんですよね。そうするとこの歌の主人公がこれ以上ない辛い思いをしたんだなという事実のみが表現されている感じに取れます。つまり主人公の心の中で自己完結されているの。でも米津さんはそれを

『ありはしないとわかっている』

と表現しています。それによって受け取る側は深い悲しみに堕ち込んでいる主人公が、悲しくて大泣きしているのではなく悲しみが深すぎて泣くことも出来ずに呆然としていている様子を読み取ることができます。つまり主人公は自己完結も出来ず深い悲しみの中にいるということが受け取る側により伝わってくるのです。

そして2番のAメロのリピート部の頭の

『受け止めきれないものと出会う度 溢れてやまないのは涙だけ』

で、主人公の悲しみや色んな想いが堂々巡りしていて、受け止めきれず、気付くと次々に涙が頬を伝わってくるという切ない気持ちがものすごく見事に表現されているなーって思うんです。

『この悲しみを受け止めることができない。』
『涙が溢れて止まらない』

ではなく、

『受け止めきれないものと出会う』
『溢れて止まないのは涙だけ』

この表現、普通の人に思い付きます?
ほんとに美しい表現だと思いませんか?
私Lemon熱唱しててもこの部分で大抵泣きますもん(笑)

米津さんは自身でも『言葉がないとメロディが浮かばない』と言うような事を言っていてほんとに言葉を大事にしている人なんだなと思います。

ということで今回は余分な話が多すぎて本題に入るまでに至りませんでしたが、次回は私が『なんだこの人すげーなぁー!』って感動した大好きな歌の歌詞なんかも紹介したいと思います。
ではでは、またいつの日か~(笑)

ひとりごと

やー、またほったらかしちゃった。
米津さんの記事を書き出してからブログを覗いてくれる方が増えて、いやー、やっぱり米津さん人気すごいなーって思ってるんですけど、ぽんぽんと更新できなくてサギ状態なのでほんと、申し訳ない。

最近は仕事が忙しい(言い訳)のと仕事以外にも用事があったり(言い訳)ちょっと精神的に参ってたり(これはほんと)さぼってたり(大本命)で文字を書く気が全くしませんでした。

いやー、やっぱり私って社会生活不適合者なんだなーと。もう二度としょーもないウソなんてないようにいらんもんなど全部捨てていこうとしても、もう二度とを何度何度くり返したっていらんもんなどなんもなくなってまた落ち込んでます。

意味わかんないすよね。無理矢理米津さんの歌の歌詞を盛り込んでみましたが失敗しました。

何度も同じ失敗をくり返し、やっと成長したと思うと自分でも考えらんない、新たな失敗を犯す。少しでも気を抜くとポロッと間違うので気を張って気をつけているのに、まったく違う抜け道を通って新しい間違いがひょっこり顔を出すので気の付けようがないのです。私はひょっこりはんを面白いと思いませんが。


世界が歪んでいるのは僕の仕業かもしれない


チェインギャングとラインを超えてのマーシーかっこいいなぁ。



今米津さんについての新しい記事を書いている途中です。ボヤボヤしている間にもどんどんいろんな記録を塗り替え有名になっていっちゃう。米津さん自身のスタンスは変わってないのでしょうけどね。

ということで、また!

面倒な手続きなしで

こんにちは。ふんころがしです。覚えてますか?
なんかねー、全く文章を書く気力が起きなくてずっと放置してしまいました。もうひと月経つのか…。忘れられちゃったかなぁ。忘れらんねえよ。と言われたい。ほんとはそうでもない。

最近何か文章ってか言葉を考えたと言えば、この前のび太が宿題の、修学旅行の思い出俳句を「どう?」って聞いてきたんでちょっと手直しなんかをした時かなぁ。手直ってるかわかんないですけどね。こんな感じ↓↓↓


〈 直し前…のび太の作品〉

朱の鳥居 万緑の中 連なる

〈 直し後〉

朱の鳥居 万緑を分け 連なりゆく



直ってない?よな。やっぱり。下の句字余りはよくないってプレバトのなっちゃんが言ってたな。
まーね、そんなことはどうでもいいんです。
ちょっと今回はなまけ大臣のリハビリテーションてことでどうでもいいことを書きます。いつもだけど。


あのね、仕事でいつも昼休憩明けに駅から乗ってくる常連のお客様で、私が「チッチおじさん」と心の中で呼んでるおじさんがいるんですけどね。この人、何食って来るんだかわかんないですけどいっつもつまようじ咥えて舌で歯に挟まった何かを「チッチ、チッチ」音させて取ってるんですよ。

私、人の咀嚼音とか舌で挟まったものを取る音とか、なんだかものすごく癇に障るタイプなんですよね。自分はすーぐ「ちっ」とか舌打ちするくせにね。で、その人『チッチおじさん』とか言ってますけど『チッチ』とかかわいいレベルじゃなくて『にちゃ、にちゃ、』レベルの最悪なタイプなんですよ。しかもね、必ず私のすぐ斜め後ろの席に座るもんだからその人が降りるまで定期的に『チッ、にちゃっ』って聞こえてきてほんっっっとにイライラッとするんです。

乗客も少なく、シーーーンとした車内に響くおやじのチッチ………いや気付けよ。あんたの発するその音に。何を食べるとそこまで歯に挟まるんだ?スルメか?トウモロコシか?何か硬い繊維質のものか?
あっ!わかった!この前私が作った、煮込みが足りなくてカッチカチで家族みんなが「かたっっっ!!」って言って残した牛すね肉のシチューに入ってた肉だな!!長いし分かりづらい!!

とにかくね、カンベンしてほしいんですよ。
歳取ると歯に挟まりやすくなるってのはわかるんですけどね、ねぇ、歯医者さん行こ。歯ぐきのための歯磨き粉使お。食べたらすぐ歯を磨こ。それが叶わないなら、一番後ろの席に行け!

とは言うものの、このおじさん「チッチチッチ」言うだけで悪い人ではないんだけど、精神衛生上よくない。ま、慣れるしかないのか……


でもまぁ、チッチおじさんが来るとテンション下がるけど、おもしろい人もいっぱいいて笑いを堪えるのが大変な事もあります。

前にも言いましたけど、仮庁舎の仕事してるとお年寄りがたくさん利用してくださるんですけど、車内の会話がおもしろくて。この前、ちょっと品の良い白髪のおばあさんがしゃべってたのが面白かったんです。どうやらたまたま乗り合わせたそれ程親しくない顔見知りとの会話のようでしたけどもね、


白髪のおばあさん「あら、ここにもあるのね!」
顔見知り「……」
白髪「あそこのお店おいしいのよね。ほら。」
顔見「そう。」
白髪「あそこ、行った時ある?……バーミヤン

私(?!?!)

白髪「前に行ってねおいしかったのよ。」
顔見「ふーん。」
白髪「前にね、行ったのよ。白金にお友達がいてね。」

私(しろっ!?!?!)

白髪「連れてってくれたの。お食事にね。バーミヤン。」
顔見「……」


私(白金でバーミヤン……)


白髪「でね、おいしかったの。メニューもね、結構いろいろあってね。」
顔見「……」


私(白金のバーミヤンて、干し貝柱とか干しアワビで出汁取ってんのかなぁ。)


白髪「私ね、自分がまさか〇〇(地名)に来ると思ってなかったからー。また行きたいなって思ってたけどこっちの方にもあるのね。……バーミヤン
顔見「ねー。」

私(ってかむしろこっちの方がたくさんありますっ!この人マダムだ!ほんもののマダムだ!)


白髪「また行きいなーって思ってるのよ。」
顔見「……」


私(やめた方がいいですっ!夢が崩れます!)


こんな感じ。顔見知りの方がほとんど返事してなかったのがビミョーでおもしろかった(笑)


あと、駅前に続く道路ってどうしたって駐車車両が多くなるんですけど、この前も左折でその道に入ったら曲がったすぐの所に車が停まってまして、右折車両がいて横を抜けられなかったんですけどその車の運転席に髪の毛に派手なメッシュを入れたガタイのいい30歳くらいの男の人が乗ってたんです。

でね、ちょっと前に出てもらおうと思って車近付けてアピールしたんですけどね。その人気付いてないのか気付いててわざとなのか、全然動いてくれないんですよ。で、よく見たらその人、一心不乱に何かを食べてたんです。お食事中だったんですね。なんか『長崎角煮まんじゅう』みたいなのをパクパク食べていて。

で、私『角煮まんじゅう食べてないで車前に出せよ!』と思いまして、ほんとは無理すれば通れないこともなかったんですけどわざと見える位置まで近付いてさらにアピールしてみたんです。『うらっ!前出せ!』って。で、近付いてみたらその人、右手になんか持ってて。よく見たら醤油差し持ってたんです。食堂にあるみたいな赤いふたのやつ(笑)

そん時確信しましたね。
『あ、やっぱりこの人食べてるの角煮まんじゅうだ』ってね。

そんだけ!オチ?ないですよ。
だからリハビリなんで。
ちなみに『長崎角煮まんじゅう』これめっちゃうまいです。一時我が家でハマってお取り寄せしてました。ぜひに!しょう油かけたらかなりしょっぱくなりますけども(笑)


あー、世の中面白い人たくさんいるなぁ。
なまけ大臣のリハビリ、家宝を寝て待ってたら腰痛がひどくなりました!

ゴロゴロゴロゴロゴーロゴロってことで、次回はまた米津さんについての記事を書きまーす♪

【SS】クラクション

あー疲れた。今日も一日長かったなぁ。
ずーっと気を張っていないといけないから、終わるとどっと疲れちゃうんだよねー。
まぁ、あとは営業所に戻るだけだから気がラクっちゃラクなんだけどね。おっと、いけないいけない。
車を停めてエンジンを切るまでは油断しちゃダメダメ。「家に帰るまでが遠足です!」ってか?ははっ、あのセリフ、今でも言うのかなぁ。

この仕事始めてもう3年経ったのか。
ずっとやりたかった仕事だから今ほんとに楽しくてやりがいもあるけど、バカみたいに朝早いのと拘束時間が長いってのがちょっとネックだな。朝5時半に会社に来て帰るの夜の7時とか普通にあるから。
ま、最近朝早いのにも慣れてきたから起きるのは大丈夫だけどね。帰ってから爆睡しちゃうんだよなぁ。

あっ、あぶなっ!もうさ、歩道からいきなり車道に降りてくる自転車勘弁してよ。大体わかるから平気だけどさ、お客様乗ってたら大変だよ。ちょっとでもブレーキ強めに踏んだらすぐ車内事故だもんな。気を付けよっと。

ほらまた!脇道から来る車とか右折する車とか、バスを見るとすぐチャンスって思って入ってくるんだよ。チャンスじゃないじゃん(笑)

今の所まだぶつけられた事はあってもぶつけた事はないし苦情が来たこともないけど、こないだやった運転適性検査では普段は事故を起こさなくても、やるとでっかい『重大事故タイプ』って出ちゃったから気を付けないとね。安全第一!

それにしても今日は道空いてるな。ラッキーだな。
これなら早く帰れそうだぞ。
明日は五連勤後の連休初日だ!何しよっかなぁ。
とりあえず明日はお昼まで寝るか(笑)


あ、横断歩道に歩行者だ。後ろ見て、はいおっけー止まりますよーっと。


ブッブブーー!!


は?なに??えっ?でっかいトラック?いつの間に後ろにいたの?でもそんなにムリに止まってないよね。ってか横断歩道に歩行者いたら止まるに決まってるじゃん!しかもちゃんと止まりますよーって意思表示したじゃん!
もうなんかさ、バスが前にいてイラつくのはわかるけど、やたらとクラクション鳴らさないでほしいんだよね。傷ついちゃうし笑笑

ま、いっか。気を取り直してと。さて、あの信号を右に曲がったらもう一直線で営業所だぞ。あとちょっとだ。はぁー、疲れたなぁ。
おっ、信号変わる。止まらないと。



ブーーッッ!!!



わっ!びっくりした!またあいつだ。なんだよー、信号黄色は止まれでしょうが!そんなに急に止まってないじゃん。ムカつくわー。やたらにクラクション鳴らすなや!なんだよ。あいつも右に曲がるのか。めんどくさいなぁもう!わざとゆっくり走ってやろうかしら。

信号変わった。うっさいから早く行こう。
珍しく対向車もいないしと。


ブッブッ!!


えーー?また鳴らされた。なんなのあいつ。
信号変わったばかりじゃん。私そんなにトロトロしてた?もうやだ。めんどくさい!
運転席見えないけど、恐いお兄ちゃんだったらどうしよう。とにかく曲がったらもうあと少しだから、早く営業所に逃げ込んじゃおっと。電話かかってきたらどうしよう。

おっ、いいぞ。珍しくこの直線の道も空いてるや。
あんまりスピード出しすぎると事務所にバレちゃうからな。この間パートのじいちゃんスピード出し過ぎてお呼び出しくってたから(笑)


ブブーーー!!!
ブブブブーーーーー!!!


えっ???なになになに???
また後ろのトラックがクラクション鳴らしてる!
私なんかした?


ブブブーー!!!
ブッブッブッ!


えっ?怖い怖い怖い怖い!あおってくるじゃん!
えっとえっと、落ち着け、私何にもしてないよね。
なんかにぶつかった?いやいや、そんな覚えないし。何か引きずって走ってるとか?そんな音はしないよね。


ブーーーーーーーーッッ!!!
ブッブーー!!


怖いよ!なんなのもう!止まった方がいいの?
でも止まっておっかないお兄ちゃんにいちゃもん付けられて刺されちゃったりしたら嫌だし。
もう、なんなんだよー、怖いよーー。


ブブブブーーーーー!!!


もういいや、スピード違反とか気にしてらんないや。事務所に戻ったら説明しよう。ドラレコも付いてるし。早く営業所に戻りたいよ。

そういえば昔ヒッチコック監督の有名な映画に『激突!』ってあったな。普通の乗用車がほんの些細なきっかけで執拗にでっかいトレーラーにおっかけられるやつ。あれ恐かったなぁ。あーもう、あの時の主人公の気分。


ブブーー!!
ブッブッブッ!!
ブブブブーーーーー!!!


もうやめてよ!何にもしてないじゃん!
やだもう涙出てきた。なんでそんなにしつこくクラクション鳴らすのよ!怖いよ。怖い怖い怖い怖い。
早く早く早く!営業所はまだ?
この直線てこんなに長かったっけ??信号も全部青なのに。こういう時っていつもの道がやたらと長く感じるんだな。


ブーーーーーーー!!!
ブブブブーーーーー!!!
ブッブッブッブブーーーー!!!


あー、もうなんなの!やめてやめてやめて!お願いだから!怖いよ!
早く早く早く早く!早く早く早く!
営業所に帰りたいっ!もうやだ。やだやだやだやだ!なんで今日に限ってこんな目に会うの!
助けて助けて助けて助けて!いやだいやだ!!
いやだよーーーー!!!




───────────────────────


「そうなんですよ。おまわりさん。信号曲がる前からなんだか様子がおかしかったんですけどね。」

「おかしかったと言うと?」

「はい。なんかスピードも不安定で、フラフラしてたんでね、どうしたんだろうって思ってまして。で、曲がってからはもう右に左に蛇行しだしたんでこれはおかしいって思って。」

「で、バイクのあなたが横に回り込んだと。」

「そうなんです。トラック越しに見ても様子がおかしくて、ちょっと危険ですが横に回り込んで運転手さん見たら……」

「居眠りしてたと。」

「はい。もう完全に寝てました。」

「事故の原因は居眠り運転だね。運転士には申し訳ないけど回送中でよかったよ。営業中だったら大惨事になる所だった。」




「僕もたくさんクラクション鳴らしたんですけどね………残念です。」



おしまい。
うーーん、イマイチだな。
あ、私は居眠り運転しません!

私が米津玄師を天才だと思う理由 理由編その3

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またまた久しぶりに来ました。
もう前回の記事なんて誰も覚えちゃいないんじゃないかなんて事を思いつつも気にせず書くのだ!自己満足のために!

さて、前回は米津さんの歌のメロディについて触れましたが、今回は最後に予告しました『私がメロディに関して一番すごい!と思うこと』を説明いたします。


それはズバリ!メロディの組み立て方が自由だからです。


世に出回っている多くの歌や私たちが昔から聞き慣れている歌はそのほとんどのリズムが4分の4拍子というやつで構成されています。一小節に四分音符♩が4つ入ってる。音楽で指揮を習いましたよね。カウントすると『1、2、3、4、1、2、3、4、』となるわけです。

で、さらに歌の区切り、いわゆる『一節(ひとふし)』ってやつは、多くがこの小節を二つ分合わせた、カウントすると『1,2,3,4,5,6,7,8,』ってリズムに収まる事が多いです。全てじゃないけど大体の歌がこの8カウントの繰り返しで、聴いていて一番しっくりくるリズムだと思います。例えば…

童謡の『チューリップ』ってありますよね。あの歌の前奏を思い出してください。~♪どーのーはーなーみーてーもーのメロディですよ。それをカウントしてみるとね、

『12345678、223456さんっはいっ!さーいーたー♪』

って感じになるんですよ。あの有名な『スキヤキソング』こと『上を向いて歩こう』も、

『12345678、223456さんっはいっ!っうっえっをっむーーいてぇ~♪』

って感じになるんです。
ところがね、米津さんの歌って作り方がとっても自由でこのカウントに収まらない事が多いんです。もちろん全てではないですが、私たちの身体が自然に覚えてるリズム通りにいかないものが多くあるのです。初期の頃の歌を聴くとよくわかります。

例えばアルバム『diorama』に『首なし閑古鳥』という歌があります。この歌のサビに入る前をカウントしていくと、『12345678、22345678、32345678、42345678、12さんっはいっ!』となります。8の塊の後ろに4が付くんです。それまで普通に8カウントだったのに。なので何にも考えないで歌おうとすると、『423456さんっはいっ!♪あーいされ……あ、まだか。』ってなるんですよ(笑)

でね、面白いのはこの歌、2番のサビ前でも同じく8のあとに4が付くのに、なぜだか2番が終わってサビの繰り返し前は普通に8カウントで入るんですよ。だから、「もう騙されないぞっ、22345678、12っあっ、もう入るのかっ」ってなるんです。わかりますかね?ちゃんと覚えるまで何度巻き戻してやり直した事か(笑)

それとアルバム『YANKEE』に収録されている『WOODEN DOLL』という歌、私大好きなんですけど、この歌はぱっと聴くと三拍子っぽいですけど『123456、223456』という8分の6拍子で構成されています。『Bremen』に入っている『ホープランド』も8分の6拍子です。

でもこの歌の面白いのは前奏は普通に8分の6なのにAメロの入り口が全部8分の5になってるんですよ。『(前奏)123456、223456、323456、423456、(Aメロ)12345、123456』って感じ。
なので最初聴いた時なんだか不思議なメロディだなーって思いました。覚えるのにちょっと苦労した歌です。

そしてそして更に、メロディの流れが突飛(笑)

子供の頃、音楽の授業で簡単なメロディを作ろうとかやりませんでしたか?例えば先に
『ドーレーミーレー』って音があって、あとに続くメロディを考えましょうみたいな。

普通に考えたらぱっと思いつくのは例えば
『ファーミレド』とか『ソーラシドー』とかそんな感じが一般的かなーって思うんですけど、私昔からふざけた子供だったんで『ソーミードーミーラソド↑ラソー』みたいにへんてこりんな音を考えて発表して先生を「う、うん……まぁそうだね。」って困らせたりしてました。

米津さんのメロディの流れって、『ファーミレド』みたいな当たり前の流れじゃなくて、意表をついて音がポンポンと跳ぶのでおもしろいんですよ。
例えばアニメ『僕らのヒーローアカデミア』の主題歌になった『ピースサイン』の前奏って面白い流れではないですか?そのまま上がるかと思うと1回下がって上がって昇るみたいな音符の動きがおもしろくて、でもそれがヒーローっぽい躍動感を演出していてアニメにぴったりマッチしています。

メロディだけじゃなくて合いの手の様に入るギターのフレーズもおもしろくてかっこいい。それに入る場所もリズムの流れをぶった切って入ってきたりするのでわくわくします。ドラムも然りで。ここでそのリズムが入るのか!って意表を突いてくるので演奏を聴いているだけでわくわくします。

そしてそして!『diorama』に収録されている『caribou』って歌は私が上で説明したすごい!要素が全て詰まったすごい歌なんです(笑)


まず前奏。全体に言えば先程言った8カウントに収まるメロディなのですが、合間と最後に4カウントがひとつずつ入っているので、ぱっと聴くと途中で曲調が変わって聴こえます。『12345678、22345678、1234、12345678、22345678、12さんっはいっ!』って感じです。

曲の始まりはギターのフレーズから入りますがそれがまた独特でおもしろい。で2節目からバスドラのドンドンというリズムが入ってきて前奏が始まるんですけど、この演奏がなんか色んな音が混じってゴチャゴチャに聴こえる。ひとつひとつはちゃんとした?メロディなんだけどそれがいくつか集まっていて、本来なら前の記事でお話した不協和音で不快に聴こえてしまうはずなのにちょっとわくわくします。この歌自体は曲調に合わない、なかなか辛辣な内容なんですけどね(笑)

で、歌に入ると所々に4カウントが入ってきて一息つくポイントがあります。
でね、この歌の一番おーって思ったところは、サビに入ってよーーく聴くとドラムのスネアのリズムがなんか曲に合ってない不思議な所でタンッ、タンッて入ってくるんですよ。なのでそれに気付くとえっ?ってちょっと不思議な気分になるのです。なんで?って思ったんですけど、なんと!この歌、サビからCメロに入ると突然三拍子になるんです。曲の途中で拍子がすっと変わるんですよ。そうすると、さっきのスネアのタンッの拍子がしっくりくるんです。米津さんがそれを狙って入れているのかは定かではないし正解かはわかりませんが、私が推測するに、曲調を変える前に布石を打っているのではないかと思ったわけです。最初からスネアのリズムが三連符のタッカタッカなのもそれを見込んでのことなのか?などと勝手な憶測を立てたりしてます。

それで他にはそういったおもしろいメロディはないかと、『diorama』をじっくり聴いてみたのですが、『あめふり婦人』にしても『ディスコバルーン』にしてもメロディや合いの手が自由すぎて私みたいな凡人には到底どうなってるのかわかりようもなくて頭がおかしくなってきたので考えるのをやめてしまいました(笑)


とは言うものの最近の音楽は特に譜割にこだわらないという事を音楽に精通している仲間に聞いた事があるのでもしかしたら『WOODEN DOLL』は三拍子かもしれないし『Caribou』は2拍子かもしれません。

と、言うことでホントはメロディに関してもっと思うことはあるのですがとりあえずやめます。
次回はいよいよ私が米津さんの歌で一番好きな歌詞についてお話したいと思います。

音楽に詳しい方や米民さん方が怒ってませんように!←気が小さいので💦

『歌ってみた』ってさ、

ほんとはもっとふざけたタイトルだったんだけど思ったより辛辣な中身になってしまったので怒られると思って中身がわかるタイトルに変えました(笑)
今回はかなり口が悪いです。イヤな予感のする方はそっとブラウザを閉じてください。


あのー、よくyoutubeなんかでシロートさんが『歌ってみた』とか言って自分が歌ってるのを投稿してますよね。それに関しては私『勇気あるなぁ』くらいにしか思わないしどーでもいいんですけど、たまに常連さんにファンが付いてたりするでしょ。

「○○さんの歌声素敵すぎます😍」
「さすがです!ほんとにお上手ですね!」
「待ってました!いつも楽しみにしてます♪」

とかコメントに入ってたりして、まぁ、これも全然『物好きな人もいるもんだなぁ』くらいにしか思わなくてどーでもいいんですけどね、これが

「本物より○○さんの方が上手いです」
「本物超えましたね!」
「アレンジが素敵です😍」


とかってなると、『は?』ってなるわけですよ。

『本物を超えた??』だと?馬鹿言ってんじゃないよと。百歩譲って『本物より歌が上手い』に関してはまぁ、歌い手さんによってはある……かもしれませんが、それだってその歌作ったのは本家本元のプロの、プロのアーティストさんですからね。ど素人が本家を超えられるわけがないんですよ。何言っちゃってんの?って思っちゃうんですよ。

しかもね、最後の見てください。
「アレンジが素敵です」は?アレンジっつったか?アレンジだと?
プロのアーティストが、こだわりにこだわって、一生懸命産み出した作品を、ど素人が、勝手に、アレンジだとーーー💨💨

なにしてくれてんの。マジで。
そんなのさ、人が一生懸命夜も寝ずに考えて必死に絞り出した企画をプレゼンしたら、その人がなんも知らないうちに他人がちょこっとなんかしら付け足して手柄を取ろうとするようなもんでしょ。

なんにも無いところから産み出された完成された音楽を、仮にアレンジできる者がいるとしたらそれは、それを産み出した本人か本人に頼まれたプロのアレンジャーさんか、本人に許可を得たプロのアーティストさんくらいなんじゃ!ど素人が勝手にヘタクソなアレンジ加えてんじゃねーー!しかも手柄取れてねーじゃんか!

実際youtubeで歌ってみたを見て『あー、この人上手いなぁ』って感心した人ってほとんどいませんよ。たまにいますけどね。「わ、かっこいいな」って人。そういう人って、大抵きちんと発声ができていて変にアレンジしてないです。


ただね、これがシロートさんでもコピバンの人達とか、バンドじゃなくてもライブハウスなんかで普段音楽活動をしてる人なんかだとちょっと違うんですよ。そういう人たちの場合youtubeにあげるとしたら『歌ってみた』とは書かないでしょ。『カヴァー』って書くんじゃないかな。多分。

『歌ってみた』と『カヴァー』って同じじゃん!て思われるかもしれないけどちょっとニュアンスが違う気がするんですよね。

『カヴァー』って言われるとなんとなくね、リスペクトするアーティストさんの歌を自分の演奏で自分なりに一生懸命歌いますって感じがするんです。つまりもうアレンジもありきな感じなの。

『歌ってみた』はいい感じの歌があったからカラオケなんかでちょっと歌ってみました。っていうイメージ。歌に自信のある人が上手に歌えたから聴いてみて。なイメージなんですよ。

はい。言い方の違いだけなんです。結局ね。なんかすみません。つまり、発声の仕方もなんもわかってない歌のシロートさんが、ちょっとばかし上手いって褒められたからって、勘違いしてプロの歌にアレンジ加えて歌ってんじゃねーっていう話です。
クセのある歌い方ってんならそれでもいいから、わざわざタイトルに(Arrange Vr. )とかカッコつけて書かないで。イラッとするから。


いやー、なんでこんなに怒ってるのかと言うとね、普段は私絶対イラッとするのがわかってるので『歌ってみた』は見ないんですけどね、たまにオススメのyoutubeってお知らせが勝手に入ってくるんですよ。頼んでもいないのに。それでこないだそれが私の大好きなアーティストさんの『歌ってみた(Arrange Vr.)』で、は?って思ってよせばいいのにちょっと覗いたりして、結局『なんだこりゃ?』って思って、しかもそれがすごく褒められたりしてるんで「おいっ、ふざけんなよ」ってなっちゃったんです。私多分原作厨です(笑)

私のブログを覗いてくれる数少ない方たちの中に『歌ってみた』投稿の経験がある方、ほんとにごめんなさい。不愉快に思った方もごめんなさい。でもただ投稿するだけなら全然何とも思わないんですよ。マジで。(アレンジしてみた)がイヤなだけなんです。(アレンジしてみる)のは、本当に実力のある方にしてください。それか『歌ってみた』じゃなくて『カヴァー』にして。

まぁ嫌なら見なきゃいいだけの話じゃんて事なんですけどね。だからもう見ませんよ。
でもでも、なんかほんと、こっちが恥ずかしくなっちゃうんですよね。だったらオリジナルの歌作ればいいじゃん。『オリジナルの曲作って歌ってみた』ってさ。人のふんどしで相撲取るなよ。勝手に歌うのは何とも思わないけど、勝手にアレンジしてカッコつけて(Arrange Vr.)って書くなよ。恥ずいから。
それに英語で書くなら(Arranged Vr.)だからね!
プンプン!!

と、言うことで、米津さんの歌聴きながらおうちに帰りまーす。また!