世の中の大抵の事は大したことない

なまけものが書きます

算数の問題 その2

ずっと前にもひっかかってしまった小学校の算数の文章問題。その時の記事がこちら↓↓↓↓↓


http://funkorogashi-blue.hatenadiary.com/entry/2017/08/03/072336

で、意見をいただいて補足した記事がこちら↓↓↓

http://funkorogashi-blue.hatenadiary.com/entry/2017/08/07/172459



でね、少し前にTwitterに投稿された算数の問題がちょっと話題になってまして、案の定私もまんまとひっかかったんで紹介します。こんな問題です。



『桃が5個あります。3個もらうと全部で何個になりますか?』


ツイートした女性のお子さんが、この問題に対してこう質問したそうです。

「もともと5こあるももはだれのなの?」

とっても素直な、賢い質問だなーって思いました。


普通に考えればね、桃が5個あって3個もらったんだから『5+3=8』で答えは8個。なのだという事はわかります。でもそれはこの問題が算数の問題であり、何を聞かんとしているかを理解出来る年齢だからです。

でもまだ算数を習いたての子供が読んだらどうでしょ?もちろん単純に何の疑問も持たずに5個と3個で8個!って答えられる子供もたくさんいると思いますけど、このお子さんのように問題自体に疑問を持つ子供もいるんじゃないですかね?


実際のところ、私はこの問題を最初に読んだ時一瞬意味がわからなかったんですよね。頭の中で、テーブルの上に桃が5個並んでいるのを想像してしまったから。で、その並んでる桃から3個をもらったのかと思ってしまったのです。そうすると答えは『3個』です。

でも問題文に『全部で』とあるのでテーブルに残った桃と自分が持ってる桃と合わせて『5個』なのかなとも思えちゃって、それじゃ算数の問題として成り立たないじゃん。て思っちゃったんですよね。


よく国語が苦手だと算数の文章題もニガテなんて事を言いますけど、私は逆に国語が得意な子供ほど文章題に疑問を持ってしまうのではないかと思います。文章を読んで頭の中でイメージしちゃう子ね。

この場合問題の書き方がよくない。『桃が5個あります』はわかる。このあとの『3個もらうと』がよくないんじゃないですかね。違うか。前半と後半がうまく繋がってないから分かりづらいんだよな。
だってこの問題文の主人公が誰かわかんないんだもん。桃が主役だったのに、急に誰かが出てきて誰かに桃あげちゃってるんだもん(笑)なので例えば


『桃が5個あります。さらに3個もらうと全部で何個になりますか?』

『桃が5個あります。3個増えると全部で何個になりますか?』

ってなればわかりやすいんじゃないですかね?
ただ後の文章だと『増えると』と言ってしまっているので足し算を使うって事がバレちゃうから、やっぱり最初の問題文がしっくりくるかなー。


………相変わらずめんどくさいでしょ。
この問題ね、数学脳のスネ夫に見せたら、「あーー、これね。答えは8個ってすぐ分かるけど問題文が良くないよね。」と、やっぱり何の疑問も持たずに答えを導き出しました。

試しに私と同じ思考ののび太にも聞いてみたところ案の定一瞬「えっ??」って顔して、


「この問題って、2つ答えが考えられるよね。5個の桃から3個貰うんだから、2個と、3個。」


えっ??その2択???笑笑
それはさすがに違くね?って思ったけど面白いからOK。で、

スネ夫に聞いたらすぐに答えは8個ってわかったよ。」

って言ったらまた驚いた顔して

「えっ?答えは8個なの?(2個と3個と思わせてほんとの答えは)5個かと思った!」

と言い放ちました。マジか?
そんなのび太は今年受験生。数学が大のニガテで、テストでも配点のおっきな文章題は問題文が理解出来ず時間が全く足りないという致命的な欠点を抱えています。多分彼は車の免許を取る時も学科試験でえらく苦労するでしょう。


話が反れましたが、算数の問題文て難しくないすか?多分ね、考えてるのが数学の偉い先生方なのでこんな感じの文章になるのかもしれませんが、国語脳の私たちには理解し難いものがあるのです。傍から見たら考えすぎでしょと一笑に付されてしまうのでしょうか??

まぁもう算数を習うほどの小さい子供と触れ合う機会もそんなにないので別にいいんですけどね。
引っかかると気になっちゃうもんでゴチャゴチャ失礼しましたー。


ってか、私はいいけどのび太くん、あんたはもうちょっとどうにかしなさいなっ!!
のび太に暖かい春が来ますように!