世の中の大抵の事は大したことない

なまけものが書きます

夢日記

私は夢を見るのが好きです。
それがホラーな怖い夢であっても好きです。
毎日『今日はどんな夢を見られるかな』って楽しみにしながら眠りに就きます。

で、実際は毎日夢を見ていた感覚は残っているのですが、それが目が覚めた瞬間にほんとに『ふっ』と消えてしまうので勿体なくてしかたありません。
それでもたまに目が覚めてもディテールまで覚えているものもあったりするのでそうするとこうやって夢日記をつけたくなります。ほんとはダメなんですけどね。

それでは、夢日記始めます。


私はたまに舞台に立ってお芝居をしたり漫才をする夢を見るのですが、大抵うまくいきません。
昨夜も夢の中で私は綾瀬はるかさんと一緒に漫談の舞台に立っていました。年齢層高めのお客様で老人介護施設のような場所でした。ほぼぶっつけ本番状態の中、段取り通りに動かない綾瀬はるかさんにイライラしながら、舞台上にもかかわらずカンペのわら半紙を取り出して「ほら、今ここだから。」って説明しても相手は「あーー、そうだっけ?」と暖簾に腕押し状態。

でも焦る私とは裏腹に観客の皆さんは意外にも爆笑しながら楽しそうに舞台上を見上げていました。段取りめちゃくちゃで焦ってる様子が面白かったらしい。そんな感じで前半の部を終えた私は、綾瀬はるかさんに「もうほんとに、ちゃんと言った通りにやってよね」などと言いながら後半の部に備えてもう一度ちゃんと脚本を練ろうと、何故か実家の団地の部屋で一人頭を抱えながらあーでもないこーでもないと思索にふけっておりました。

すると、目の前のキッチンに置いてある縦長ツードア冷蔵庫の左側のドアが音もなくすっと開きました。「あれ?」と思いながら閉めて机に戻ると、また左側がすっと開きます。「は?なんで開くの?」と思いながらも閉めて机に戻ると、今度は右側がまた音も立てずにすっと開きました。
「なんなんだよ。」と思いながら閉めようとしましたが、今度は透明な何かに阻まれたように扉が閉まらない。「えっ?何これ?」と思いながらも身体全体で無理矢理閉めようとグイグイ押しても、反対側から何かに押し返されてる感覚で全く閉まらず、見ると扉が押し返す力で膨らんでいる。

そこで初めて恐怖を感じた私は、ソッコーで冷蔵庫から離れ、押し返す何かの正体が現れる前にケータイだけ握りしめ「ムリムリムリムリ!」と言いながら部屋を飛び出しました。

そして親に電話をかけようとおぼつかない手でダイヤルしていると八嶋智人さんがやって来て「どうしたの?」と聞くので事の顛末を興奮気味に説明すると、「ちょっと見てくる」といって部屋に入ってすぐに出てきて「何も無いよ」と。

それから数人の知り合いが現れてみんなで部屋の様子を伺っていると、誰も居ないはずの部屋のドアがガチャっと開いて、中からスネ夫がいつもの部屋着で顔を出し「あれ?みんな何やってんの?」ってすっとぼけた調子で言いいました。そこで私は心の中で『あーぁ、部屋の中に何かがいるのに知らぬが仏とはこういうことを言うんだな』と思ったところで目が覚めました。


冷蔵庫の扉が押し返される感覚とか妙にリアルで怖かったな。夢の中であっても、怖いとか、楽しいとか、焦りとか、後悔とか、そういった感情って全く変わらずに感じるっていうのがとても不思議。
そういう夢の中の感情っていうのは夢の中の私がそう感じているだけなのか、それとも夢の中の私を介して寝ている現実の私が感じてしまっているのか…

人間の構造ってほんとに不思議だなぁと思います。
夢って自分の過去の経験がランダムにつなぎ合わさってストーリー化したものらしいです。人間の脳は全く関連性のないもの同士であってもそれが同時に現れるとムリにでも関連付けようとするそうです。なので普段ではありえない奇妙な夢を見たりするらしい。

皆さんご存知のように睡眠には深い眠りの『ノンレム睡眠』と浅い眠りの『レム睡眠』とがありますが、どちらの状態でも夢は見るそうです。ただ、眠りが深い状態で見る夢はストーリー性のない、画像や写真のようなものが多く、すぐに忘れてしまうそうです。なので普段『私はあんまり夢を見ない』と言う方は、とても良質な睡眠が取れている証拠だそうですよ。


さて、すっかり目が覚めたので洗濯でもするか。
ではまた!