世の中の大抵の事は大したことない

なまけものが書きます

私が米津玄師を天才だと思う理由 理由編その2

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はい。忘れた頃にきますよ。
なんだろ。このダラダラした感じ。サッサと書けばいいのに。いやーでもね、熱い想いを伝えようにもなにせ想いが熱すぎて私の語彙力が付いていかなくてどう書けばいいのか迷うんですよね。伝わってますかね?なんも伝わってない気がする。それでも私は書くのだ!自己満足のために!!

……ただでさえダラダラ長いのに余計なことに文字数を使ってしまった。というわけでいきます。


前回米津さんのメロディについてお話しましたが、今回はその続きです。

最初の方で『発売されたアルバム毎に米津さんのその時の心情が表れていて感慨深い』みたいなことを書きましたが、それについて私が知ってる範囲で説明します。ボカロの事は全然わからないので米津玄師名義のアルバムからです。


幼い頃から自分がどこか怪獣のような、異次元の世界に暮らしているようで人と馴染めず、それでも居場所を求めてボカロの世界に入り込んでいた米津さんは、だんだんこのままネットの中に閉じこもっていてはいけないと思うようになり、本名の米津玄師の名前で1枚目のアルバム『diorama』を発表します。この頃はまだインディーズで、アルバム作りを全部自分で手がけていたのですが、このアルバム制作はほんとに辛くて苦しかったそうです。この時、実はのちに発覚する病気とうつ病を併発していた頃でぱっと聴いただけだと全体に暗い感じのするアルバムなので最近米津さんを聴き始めたって方には取っ付き難いアルバムかもしれません。前回お話した不協和音バリバリの楽曲が多く歌詞も不思議な感じだったり、悲観的なものが多いです。

それまで全て1人で手がけてきた音楽を人と関われるものにしたいと考えた米津さんは2013年『サンタマリア』でメジャーデビューします。のちにこの楽曲は自分のそれまでの音楽作りからの大きな転機になったと言っています。そしてメジャーデビュー後初のアルバム『YANKEE』を2014年に発表します。このアルバムはボカロ時代の面影を残しつつ、新しい米津さんの音楽を取り入れたアルバムで、私の中の神アルバムの一枚です。米津さんの歌を聴いてみたいと言う方にはまずこのアルバムをオススメします。

dioramaに比べると大分POPで明るい曲調が多く、パッと聴いただけだと『今流行りの音楽』と言う感じです。ところが!よく聴き込むと実に考え練られた複雑な音が楽しめます。そして1枚のアルバムでバラエティに富んだ色々な曲調の歌が楽しめます。

デビュー後2枚目のアルバム『Bremen』は『YANKEE』でまだ残っていたボカロ時代の名残りを一新させるアルバムです。演奏もよりシンプルなバンド志向の曲調なので、「ハチが好き!」「あのdioramaのクセのある感じが好き!」という人の中には『普通の曲調のアルバム』と感じている方も多いかもしれません。かく言う私もその中の1人でありましたが、じっくり聴き込むとうーんと唸るポイントがたくさんあるのがさすがです。最近米津さんを聴き始めたと言う方には取っ付きやすいアルバムなのでオススメします。

そして、去年11月に発売された今一番新しいアルバム『BOOTLEG』は米津さんがずっと欲して止まなかったたくさんの仲間と作り上げた、米津さんの才能溢れるアルバムで、私の大好きなアルバムの1枚となりました。メディアでお馴染みの歌がたくさん入っているので「Lemonめっちゃ好き!」って方にはこちらをオススメします。

さてこんな感じでざっとですが、アルバム毎の米津さんの心境の変化などお話しましたがお分かりいただけたでしょうか。いやお前が分かっているのかって感じですが、もちろんもっと複雑な心境や変化なんかもあったのかもしれません。

そしていよいよここからが私が大した知識もなしに勝手に語るコーナーです!まじすか?こっから更にですか?はいそうです。いきます。


まずですね、米津さんの歌は演奏がめちゃくちゃかっこいい!バックの演奏が単なる伴奏じゃないの。
時には複雑に絡み、時にはシンプルに、その楽曲ごとに考え練られた音楽は米津さんが描くイラストの様に歌に色と味を加えています。特に私が大好きなアルバム『YANKEE』はギターもドラムもめちゃくちゃかっこいいです。

例えばね、ギターはストロークで忠実にコードを進行させるだけじゃなく、『しとど晴天大迷惑』みたいにまるでコーラスのような旋律をボーカルに被せてきたりします。
それからちょっと聴くと主旋律と関係のないような特徴のある旋律が、関係ないのに主張しすぎず心地よく合わさっています。そしてそれがサビで自然と主旋律とすっと被っていく。これはもう鳥肌もんです。さらにキレのいいツインのギターがものすごくかっこいい!それぞれの主張の強いメロディラインが見事に美しいハーモニーを奏でています。『メランコリーキッチン』『花に嵐』なんかを聴くとよくわかります。

ドラムも単なるリズム隊に留まらず、きっちりと曲を構成する劇団員のようです。超高速裏打ち(打ち込みだけじゃないですよねー。)やハイハットのリズム打ち、乱れ打ちのフィルとか、それぞれの歌に合わせて見事なリズムが刻まれていてクソかっこいいです。

先にも言いましたが、伴奏が伴奏に留まらずなんならめっちゃ主張してくるのに、米津さんのボーカルが全くそれに負けることがないので在り来りな言い方になりますが『深味を与えている』って感じがします。


そしてそして、次が私が一番『すげーなぁー』って思う所なのですが………かなり長くなりましたし、更に長くなりそうなので一旦終わりにしまーす。


さあ、一体いつまでこの勝手な一人語りが続くのか??予告すると、私は本当は一番米津さんの歌詞に感銘を受けているので、マダシバラクツヅク、ラシイッスヨ←モヤさまショウくんの感じで(笑)

ではでは!またお会いしましょう!

私が米津玄師を天才だと思う理由 理由編その1

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前回は私が米津玄師さんの音楽と出会ったきっかけをお話しましたが、今回から具体的にどこら辺がすごい!と思うのかお話します。お付き合い下さい。


私は米津さんの音楽を聴き始めてどんどんハマっていきました。聴けば聴くほど、『うわぁ、この人すごいなぁ。天才だわ。』と絶対にブレイク(言い方古いすか?)する!って思ってました。
何故そう思ったのか?ひとつずつ説明します。



まず第一に歌が抜群にうまい!
基本低音ボイスなんですけど音域が広く、高音もファルセットも、なんてことなくさらっと使いこなしちゃう。声質も聴いていてとても心地よく、流れるようにさりげなく歌う感じがたまりません。
ちょっと舌巻すぎのビブラートかけすぎって感じもあるのでニガテな人もいるかもしれませんが。特に3枚目のアルバム『Bremen』の頃の歌い方はなんて言ってるかわからないくらい巻舌ビブラートなので初めて聴いたら「は?」って思うかも(笑)

歌い方に多少のクセはありますがこの人、生で聴いても音を外さない。次に説明しますが、複雑なメロディラインでも音がビシッと決まるので全く不安にならない。聴いていてほんとに気持ちがいいんです。


2年前に初めて行ったライブでは、調子が悪かったのかもしれませんが高い声が出なくて高音を下げて歌ったりしてあれ?って思ったんですけど、この間行った武道館では格段に歌が上手になってました。
なんて言うととっても偉そうですが、本人が雑誌のインタビューで「最近は歌も上手くなってきた」って言っていた通りほんとに生で聴いても安定感があって心地良い歌声は鳥肌もんでした。

ここまでならね、『歌上手い人なんか沢山いるじゃん』になってしまうんですけど、私が一番すごいなーって思うのは米津さんの歌ってほとんどの歌が息継ぎのタイミングが難しいんですよ。私みたいな1m手前からロウソクの火が消せないくらい肺活量に乏しい女が歌うのには息が続かない事が多いんです。それを『え?こんなに長いフレーズ息継ぎなしで歌っちゃうの??』ってくらいさらっと歌っちゃうの。普通の歌とブレスのタイミングが違うんです。その理由も私なりに考えた事があるので次にいきたいと思います。



第二に、メロディラインが普通じゃない。
なんとなく覚えたからカラオケで歌おうってなっても実際歌ってみると一筋縄ではいかないので、私は細かい所まで完璧に覚えてから歌う事にしてます。はい。どーでもいっすね。でも一度覚えるととっても気持ちよく歌えるんです。息続かないですけど(笑)

米津さんの歌って


Aメロ→Bメロ→サビ→A(A’)メロ→(B(B’))メロ→サビ→Cメロ→サビ

ってパターンが多いんですが、1番と2番のメロディがビミョーに違ったりするんです。それと意表をついたリズムで流れるので覚えるのが難しいんです。で、私そんなに本格的に音楽を勉強したわけじゃないんですけど、メロディの流れが定石通りにいかなくて『えっ?そこで上がるの?そこで下がるの?』ってなるので難しいのです。
でもそれが不自然でなく、なんの違和感もなく流れていきます。で、2番が終わってのCメロから終わりにかけてかけてうわーーっと盛り上がって終わりに向かう。通して聴くと全部でひとつの楽曲という感じに聴こえます。

『アイネクライネ』や『Flowerwall』や『花に嵐』や『ウィルオウィスプ』、新しいところだと『Nighthawks』や『灰色と青』あたりを聴くとよく分かると思います。他にもいっぱいありますけど。

それから初期の頃から米津さんて『不協和音を美しく聴かせる天才』と言われていました。
例えば単純に言うとピアノの鍵盤の隣合ったふたつを同時に鳴らすとちょっと耳障りな音がしますよね。米津さんはそれを巧妙に取り入れて、不快感なく美しい音に仕上げるのです。

この技法は特に1枚目のアルバム『diorama』に多く取り入れられていて、有名な所では『ゴーゴー幽霊船』あとは『ディスコバルーン』『caribou』『Black Sheep』『抄本』辺りを聴いていただければよく分かると思います。

でね、米津さんの特にこの頃の曲って、いろんな音を複雑に組み合わせて作られてるんですよ。それがよく分かるのが『ゴーゴー幽霊船』で、よーく聴くとずっと『うーーーー』って人の声みたいなが流れてます。その歌それぞれに合わせて仕込まれた音が、作品をより自然に共感できるものに仕上げているのです。
これについてはあとで詳しく書きたいと思います。

また米津さんはボカロにしても全部自分で作って打ち込みなんかもやってるので、このアルバムも楽器以外の音がちらちらと入っていて楽しめます。『MAD HEAD LOVE』と両シングルの『ポッピンアパシー』に入っているコンピューターの声は、『Lemon』で話題になった『うぇっ』の子じゃないかなと密かに思ってるのですが(笑)

それで、私が前に話題にした辛口音楽評論でおなじみの石左さんが前から米津さんを絶賛していて、かなり前の記事ですがこの『不協和音のヒミツ』について解説したブログがありますので、こちらをお読みいただけばなぜ不協和音を美しく聴かせることができるのかがよく分かると思います。転載の許可はかなり前にいただいてます。やっとここで紹介できる(笑)↓↓↓↓↓

『BASEMENT―TIMES』
米津玄師を、ちゃんと聴いてほしい
https://basement-times.com/yone-yaba/


どうですかね?専門家の意見でとてもわかりやすくて共感したんですけど。
まぁそんなわけでね、米津さんの歌って一度聴くととても印象に残りやすくクセになる。いわゆる『中毒性の高い歌』ってことになるんですよ。

このメロディの妙に関してはまだまだ言いたいことがあるのでもうちょっとしゃべっていいですかね?
あー、伝わってるか不安。

と、いうことで、まだまだ続く一人語り。
集中して書く時間がなくてのんびり更新になりますけどもうちょっとお付き合い下さい。

ではではまた!

この歳になって思うこと

ちょっと間にはさんじゃうぜーイエイイエイ!

昨日、私お誕生日だったんですよ。
年齢的にはね、もう折り返したら死んでる歳なんで、あんまり嬉しくないんですけど、やっぱりいろんな人に「おめでとー」って言われたらそりゃ嬉しいわけなんですよ。
でね、その中にはもちろんマジ友さんもいたんですけど、ほとんどがツイッターのクロマニアン仲間だったんです。その中にはね、実際にライブなんかで会ったことある仲間もたくさんいて。

これってね、数年前の私なら絶対に考えられなかった事ですよ。だって顔も本名も知らないネットの中の人達と親しく会話をしようなんざ、ちょーコミュ障の私が考える訳もないもの。
小中高専門と、それなりに友達と呼べる人はたくさんいたけど、ほんとに心を許せる友達はその中でもほんのひと握りで特に不自由もなかったし、人に興味もなかったし、こちらから積極的に近付く事ってほとんどなかったししようとも思わなかった。

もう2年くらいになるかなぁ。フォロワーさんの中にmixiでもマイミクさんのTさんて方がいて、クロマニアンの奥様が集まる奥様会ってのに誘ってくれたんです。正直どうしようってすごく迷って、最初はお断りしちゃってたんですけど、せっかく声をかけてくれているのだからとほんとに意を決して参加してみたんです。私をよく知ってる人に言ったらみんなびっくりしてましたよ(笑)

で、行ってみたらみなさんとってもいい人で、『ヒロトマーシー』で繋がってるから私も初めてなのに思わず語りすぎちゃったりして(笑)でもみんな一生懸命聞いてくれて、その場はとても楽しかったんです。

でもね、その後、ライブで会ってほかの繋がりと接する機会なんかもあったけど、やっぱりコミュ症が出ちゃって、『一度会っただけなのに私なんかが親しげに話しかけてはいけないんじゃないか』とか、みんなが盛り上がってる所に入っていくことにものすごく抵抗があって、溶け込む事が出来ませんでした。だから奥様会に参加したのはそれ1度きり。

それからもずっとツイッターでイイネしたりたまにコメント書いたりしてつながりはあったんだけどライブ会場で会ってもなんとなくあいさつだけして二言三言かわして終わるって感じで、みんなからすれば、とても愛想のない扱いにくいヤツだったかもしれない。

前に苦手な事ってタイトルで書いたブログの中に『お店の店員や整骨院の先生に必要以上に話しかけられるのがニガテ』と書きましたが、それってね、無理して相手に合わせて相手が私に近付いてくるのがイヤだからなんです。楽しそうに振る舞うのも疲れるし、プライベートな事に突っ込まれるのもイヤ。『おいおい、入ってくんじゃねーよ』ってなって、最終的に自分が辛くなるからです。私やばいな。

でね、そんな感じになるのがめんどくさいので、なかなか人に近付く事ができないんですけど、何回かライブで顔合わせたりお茶したりするうちにね、『あれ?楽しいぞ?』って思ってきまして。で、このブログでも記事にしましたが、フェスで一緒に行動させてもらった時もベッタリみんなで行動とかじゃなくてけっこうみんな好きなようにバラバラで、『あー、なんか楽しいかも。』ってなりまして、私の方から少し近付けた気がしたのです。

ついこの間行ったクロマニヨンズのライブでも、数名の方に声をかけてもらったり声をかけたり、ほんの一年前では考えられない行動を取ってる自分がいました。

それで昨日。たくさんのクロマニアンの皆さんが『お誕生日おめでとう!』って言ってくれて、なんだかびっくりしてしまって、もう誕生日だってはしゃぐ歳じゃないんだけど、やっぱり嬉しかったんですよねー。

きっかけをくれたTちゃんはこんな嬉しい写真と共にとっても嬉しい、もったいないくらいのメッセージをくれました。写真だけみんなに見せてあげる!
↓↓↓↓↓

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きゃーーー!マーシーかっこいいー😍

フェスの記事でイラストの転載を許可してくれたフォロワーさんも去年に引き続きこんなにステキなイラストを贈ってくれました。↓↓↓↓↓

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ほんと、ふんころがしのフンみたいなめんどくせーやつだよなって自分で思うけど、なんかこういうのもいいのかなぁって思うようになって、もう少し近づいてみようかしらって思ったりしてます。勝手に。相手がどう思うかわかんないですけどね💦
私、ライブ会場にいてもなかなか出会えないレアキャラらしいので(笑)


と、いうことで、Tちゃんほんとにありがとね。
なんか前半、心配性のTちゃんが心配になるような内容になっちゃったけど、トータルすると感謝してます。ほんとよ。


と、いうことで、人生折り返しをとっくに過ぎたしょーもないやつですが、新生ふんころがしってことで楽しく生きていきたいと思います。
また長くなっちった。




今までいくつかの悲しいことを
解決しながら 乗り越えてきたから
今ひとつここで はっきりとここで
確信を持って 大きな声で

今度のがNo.1だろ
今度のがNo.1だろ!

私が米津玄師を天才だと思う理由 きっかけ編

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*またいつもの一人語りです。長いです。しかも今回だけでは終わりません。ごめんなさい。


このブログでもちょいちょい名前を出してます、今人気急上昇中のアーティスト『米津玄師』さんです。少し前からアニメの主題歌を手がけたりしてじわじわと名前が知られるようになってきてましたが、前期終了したドラマ『アンナチュラル』の主題歌『Lemon』が、ドラマの人気と相まって爆発的なヒットになり、一躍大人気アーティストとなりました。ちなみに『玄師』は『けんし』と読みます。念の為。

私ね、この記事をもう1年も前から書こう書こうとして、なんかあんまり短絡的な感じにしたくなくてどうやって書こうかなんて悩んでるうちに今になっちゃったんですよ。そんなんしてるうちあっという間にどんどん人気者になっちゃって、今書かないと流行りに乗っかっちゃったみたいになるので意を決して書くことにしました。上手く書けるかしら。



さて、私が米津玄師さんの歌と出会ったのは約4年前のある日。スネ夫に「すっごくいいアーティスト見つけたから聴いてみて」と言われてYouTubeで聴いた『アイネクライネ』が最初の歌でした。
『アイネクライネ』はもう言わずと知れた米津さんの代表曲で、JR東日本のCMソングにもなりました。

自分にどこか自信のない女の子の切ない恋心を歌った歌で、米津さんの書いた淡い色使いのキレイなイラストに乗せたMVで初めて聴いたその歌を、初めは「へー。絵がキレイで歌うまいなぁ。」くらいにしか思わなかったのですが、歌詞の『あたしの名前を呼んでくれた』という一言が胸にどーーんと刺さりまして、なんだこの人!すげえ!って一気に好きになりました。

その後『ゴーゴー幽霊船』やら『リビングデッドユース』やら『ドーナツホール』やら、今となっては定番のMVを見まくって、そのなんとも言えないメロディラインと不思議な世界と歌詞の言葉選びの妙にすっかりハマってしまいました。

米津さんはハチの名前でずっとボカロの歌を作っていて、当時はまだハチ名義の方が有名でした。ボカロに全く興味がなかった私はもちろんハチの名前も作品も知らず、なのでボカロ時代からのファンの方からすればまだまだひよっこという事になります。それでも米津玄師にすっかりハマった私がすぐにアルバムを買いにタワレコに走った時、まだ米津さんのコーナーはなく、アルバムはボカロのハチコーナーにありました。

それから聴きまくりましたねー。まだ米津さん初心者だったので1枚目の『diorama』より2枚目の『YANKEE』の方が聴きやすくて、毎日聴いてました。今でも『YANKEE』は私の中の神アルバムの1枚です。

さて、長くなってしまいましたが、私は彼は本当に天才だと思うわけです。テレビでも紹介される時は『10年に1人の天才』と言われますが、いやいやそんなもんじゃないでしょう。それは私が米津さんの大ファンだからというわけではないですよ。歌を聴き始めた時『この人はすごい。天才だ。近いうちに絶対に売れる。』って確信したんです。後付けっぽいけど(笑)違いますよ笑笑

私の天才の定義についてはこのための布石としてずっと前に書いたブログをご覧下さい↓↓↓↓↓


http://funkorogashi-blue.hatenadiary.com/entry/2017/07/03/183004


米津さんの作品を知る上で、彼の生い立ちなんかが重要になってくるので簡単に説明いたします。
あ、これは雑誌で読んだ情報なのでご存知の方すみません。少しお付き合いください。


米津玄師さんは1991年徳島県徳島市のごく普通の家庭に生まれた。生まれた時から身体が大きく、『歪な形をしていた』と言われたらしく、この事は重要なキーワードになる。
幼稚園の時にあったある出来事を境に、自分がみんなと違う怪獣のようになってしまった感覚に陥り、それは彼が大人になるまで続く。

小学生の頃から周りの人達と馴染めず、他人が話す言葉が理解できない、異国にいるような感覚を覚え、自分で描いた架空のキャラクターの住む世界で暮らしていた。中学生でオリジナル曲を作り始め、高校生の時バンドを組んで活動していたが上手くいかず、専門学校の時に組んだバンドも、『人と一緒にものを作る事ができない』という理由で解散。その後ボーカロイドの世界にのめり込み部屋に閉じこもって一人でひたすら音楽を作りニコニコ動画に投稿するという日々を送っていたが、このまま自分を隠して生活を続けていてはいけないと2012年米津玄師名義でアルバム『diorama』を発表する。

その後は本名の米津玄師の名前で自ら制作したMVをニコ動やYouTubeに公開。それが話題になり2013年『サンタマリア』でメジャーデビュー。いろいろあって今に至る。(笑)

ずっと自分は人と関わることができない、他人が何を言っているか理解できないという状態が続いていたが、20才を過ぎた頃『高機能知的障害』と『うつ病』を併発している事を告げられ全ての合点がいったという。

アルバムはインディーズ時代とボカロを合わせると全部で6枚発売されていますが、順を追って聴いていくとまさに米津さんのその時の状況が現れていてなにか感慨深いものがあります。

メジャーデビューするまで、どの楽曲も全て一人で作っていて、そのクオリティがすごい。どれも初めて体験する音楽で、これがまず天才だと思う理由のひとつです。

その作品について少し細かくお話したいのですが、とてつもなく長くなってしまうので、今回はここで一旦締めさせていただきます。


次回は私が彼がいかに天才かを、大した知識もないままに語ります!古くからの米民(米津さんのファンの方)が読んだらイラつくか?ま、いっか。私個人の感想でございます。

失礼しました!

静かなる攻防

仕事が朝早いと会社に行く前に割とよく立ち寄るコンビニ(ファ○リー○ート)があるんだけど、そこにいつもバイトリーダーっぽい風格のなかもと(仮名)ってお兄ちゃんがいるんです。このお兄ちゃんがなかなかのくせ者で。前にぐちったコンビニの店員さんがこのなかもと氏なんだけども、その時の記事がこちら↓↓↓↓↓


http://funkorogashi-blue.hatenadiary.com/entry/2017/12/07/103156


で、ですね、もう一度詳しく説明しますとこのなかもと氏、私が商品を選んでレジにカゴを置くやいなやソッコーで

「○カードはお持ちですか?」

って聞くんですよ。それも毎回ですよ。
いや、持ってますよ。持ってるんで出しますよ。言われなくても出しますよ。ってか毎回出してるじゃん。早朝5時過ぎにしょっちゅう買い物しに来るお客なんてそんなにいないだろ。実際店内で他の客に会ったことそんなにないわ。しかもいつも同じようなかっこしてるのに。

ま、私なんてそんなに印象に残るようなナリしてないすけどね。そろそろ覚えてほしい。
で、さらにね、私がお金を出す手を止めて先に○カードを出すやいなやソッコーでピッてやってソッコーで返そうとするんですよ。両手の人差し指と親指でしっかり挟んでずいっと差し出すんです。

「カードありがとうございました」

っつって。そうするとね、今小銭を掴もうとした手をまた財布から離してカードを受け取らないといけないんです。で、財布を広げてカードをしまって、それからまた小銭を探さないといけないんです。

で、支払うでしょ。すると小銭を置くやいなやレジをピピッと打っておつりを渡してそれをしまおうとする前に

「ありがとうございましたっ またお越しくださいませっ」

って言うんですよ。おさらいするとね、


カゴを置く○カードお持ちですかっ?
○カード渡すピッ○カードお返ししますっ
T○カードしまってお金を出すピピッお返しですっ、ありがとうございましたまたお越しくださいませっ

こんな感じ。それも毎回毎回。あんまり早すぎて伏せ字がはみ出ちゃうくらいですよ。
で、イラついたので3回目くらいから
T○カードお持ちですかっ?って聞かれても返事しないで黙ってカードを渡して、カードを突き出されても気にしないでお金を先に出すことにしたんです。でも何回やってもやつも気にしないで同じ動作を繰り返すんです。いなや、いなやですよ。もうやつの事を『as soon as boy』と呼んでやろうかしらっつーくらい。

でね、そんなことが続いてなんとなくしばらく行かなかったんです。
でも今日久々に早朝5時過ぎに訪れてみたらいましたよ。なかもと氏。しばらく行ってなかったから忘れてるかもしれないけど、今日はもう先手を打ってやろうと決めまして、レジに並ぶ前に千円札とカードを出しておいて一緒に置いたんです。そしたらなかもと氏、最初の一言が言えなかったからかどうかわからないですけど、黙ってカードをピッてやっていつものようにずいっと出してきたんですよ。

ん?先手打たれて二の句が告げなかったのか?って勝手に思って心の中でニヤッとしたんですけど、ヤツも黙っちゃいませんでしたよ。ソッコーで商品をレジ袋に入れて「ありがとうございましたっまたお越しくださいませっ」って渡してくれたんだけどそのレジ袋がこちら↓↓↓↓↓




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わかります?持つとこクルックルですよ。商品入れて2回くらいねじってまとめるならわかりますけど、見てたら素早い手付きでクルクルクルクルッッっつってねじり出して、持つとこ細っ!ってなりましたよ。いや、今日500ペット3本買ってるからそんな細くねじったビニール袋持ったら手がいたっ!ってなるわ。ならなかったけど。

くそー、なかもと~、私の事覚えてやがったな~
こんなにクルックルにされたら持つとこ伸びちゃうじゃんか。私そういうのイヤなんだよねー。

「またお越しくださいませっっっ」

って、よし、また行ってやろうじゃあないか。
そっちがその気っつーならよー闘わない理由なんてないんだぜ。


こうしてなかもとVSふんころがしの攻防は静かに続くのであった……………


まぁ、私が勝手に闘ってるだけなんですけどね!

『墓地を見下ろす家』を読みました。

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*けっこうなネタバレを含みます。長いです。
ヒマな方だけさらっとお読みください。
(個人の感想です)


ホラー好きな私のためにtomoちゃんがくれた本。
くれた?んだよね?(笑)

20代の頃角川ホラー小説が好きで買い漁って読んでいたけど、どれも陳腐な怖がらせる事だけを目的とした小説で、残念ながらどれも私に対してはその目的を達成するだけの力はありませんでした。

私は心理的にじわじわと怖い話が好きです。
どうやっても逃れられない恐怖みたいなのも好きです。そう言った意味ではやっぱり『リング』は怖かったですね。期限を切られている中で助かる術を探すというドキドキ感もありましたし、その方法を発見したって安心したあとの絶望感とか、ほんとに最後まで油断出来ないお話でした。

それに何より、悪者であるはずの貞子の生い立ちが切なすぎて、ただの憎むべき対象ではないと思わせるのがすごいなぁと思いました。

ホラー小説とは言え、やっぱりそこに至るまでの理由がきちんとなされていないと、物語の後半で急に現れた人が犯人でしたみたいな推理小説みたいにモヤモヤしちゃうんですよね。

で、前置きが長くなりましたが、今回のこの『墓地を見下ろす家』。中盤から後半にかけてがじわじわと怖かったです。簡単にストーリーを紹介すると…


過去に傷を持つ夫婦と娘の三人家族が、都心の好物件マンションに越してくる。そこは交通の便も良好で住居スペースも申し分なく広い高級感のあるマンションにもかかわらず破格の値段で売られていた。
その理由はマンションの建つ立地条件にあった。
マンションの三方を墓地、寺、火葬場に囲まれていたのだ。そのせいか14戸ある住居はその半分が空き家でそのわずかな世帯もどんどん引っ越していく。

そのマンションには地下に倉庫スペースがあった。
キレイに掃除が行き届いているが、どこか不気味なただならぬ気配を感じる場所だった。ある住人は「あの地下室には立ち入らない方がいい」と言い残して去って行く。初めは懐疑的だった夫もその地下でいくつかの事件に遭遇し、越してきたばかりの新居から転居する決心をする。

夫婦が引越しを決めてから、それを拒むかのように不可解な事件が立て続けに起こる。それでもなんとか迎えた引っ越し当日、とうとう『それ』は家族をマンションに閉じ込めてしまった。果たして家族は無事にこの呪われたマンションから脱出する事ができるのか?

って感じです。
いやー、このマンションの立地すごいですね。何もないわけが無いっていう。なぜここにマンションを建てた?
物語は初めハッキリとした霊現象もなく、なんとなく不気味な雰囲気を漂わせるだけで進んでいきます。広いマンションの住人が一戸、また一戸と段々減っていって常駐の管理人夫婦と子供を介して仲良くなった家族の三家族が残され、やっと『それ』が動き始めます。そこら辺にきて、この残された家族が本当にこのマンションから出られるのだろうかとドキドキし始めました。

そこからは一気にホラーになります。
なんかもう早く引っ越したもん勝ちみたいな、マンションから離れるまで油断出来ないみたいな、そんなドキドキがありました。
残された家族にはもう絶望しかなくて、一縷の望みも打ち砕かれて、この先どうなるのか?っていう怖さも。

ただね、最初に言いましたけど、『なぜそのマンションにそのような現象が起きるのか』っていう因縁みたいのが全く書かれていないので、ただ単に『運が悪かったね。理不尽だよね。』っていう怖さに終始しちゃってたのが残念でした。

それから表現の仕方がね、例えば件の倉庫に潜む『何か』の表現が『冷たい風が吹く』とか『暗闇にモヤがかかる』とか『不気味な何かがひしめいている』とか、けっこうありがちな表現で不気味さが伝わって来なかった。

引越し業者が扉に近付くと光が差して蒸発しちゃうっていうのも、なんか、ねぇ。円谷プロか!とか思っちゃいました(笑)

できればね、こんだけの絶望しかない状況で、諦めるしかないのか?って時にこのマンションの因果がわかってきてそれを鎮めながら脱出を試みるとか、そんな感じに進んだらおもしろかったのになーなんて作家先生の作品にいちゃもんをつけてみる。

トータルすると、『ただ怖がらせるだけのお話』という印象の本でした。もらった本にいちゃもんつけたみたいになってごめんなさい!いちゃもんじゃなくて感想でした!あ!すぐ上でいちゃもんつけてみるって言っちゃってた💦

ま、いっか。
今本熱が冷めてる期間で、宮部みゆきさんの本がなかなか進まない…おもしろいのに…
と、いうことでまた次の本で!

笑う門には福来る

私の母親のピン子さんはとても厳しい人でした。
実家にいる頃のチャンネル権は完全にピン子さんのものだったのでいつも我が家のテレビはニュースかドキュメンタリーで、トレンディドラマもアニメもドリフもひょうきん族も見せてもらえませんでした。

そんな中、唯一の娯楽番組がお笑い番組でこれだけはピン子さんも好きでよく見てました。
土曜日の『お笑いスター誕生』が待ち遠しくて一目散に学校から帰ったものです。
THE MANZAIなんてほんとに楽しみだったなぁ。

そんなわけで、私は今でもお笑いが大好きです。
やっぱり基本のしゃべりで笑わせる漫才が好きですが、最近ではコントも好き。ちゃんとネタが練られていてオチがしっかりしてるのが好きです。

ただおもしろいと思われる(本人達がそう思ってる)言葉をら列するだけや、キャラに頼りすぎてネタがつまらないものや、いわゆるリズムネタと呼ばれるテンポだけを重視したネタや顔芸なんかは大嫌い。

例えば同じリズムネタでもバンビーノはネタが練られていて内容があるので好きです。ってかあの人たちはリズムネタとはちょっと違いますけどね。


で、私オンエアバトルが大好きでした。あの番組はすごいですよね。今も第一線で活躍している芸人さん達ってほとんどオンバト出身じゃないですか?
挙げたらキリがないですけど、アンジャッシュアンタッチャブルますだおかだスピードワゴンタカアンドトシなんか無敵に面白かったもんな。博多華丸・大吉も出てたよな。初代チャンピオンのDonDokoDonがぐっさんだって知ってる人少ないんじゃないかなぁ。

他にもオンバト+も合わせれば知ってる人ばっかりなのでちょっと気になった方はチェックしてみてください(笑)

オンバトが終わっちゃって、テレビでネタ番組が少なくなってからはM-1とR-1とキングオブコントがなにより楽しみになりました。録画して何度もネタ見直したりして。でもアホなんでコンビ名とかすぐ忘れちゃうんですよね。だから「一番好きな芸人さんて誰?」って聞かれるととても悩みます。

やっぱりダウンタウンはすごいなーって思うし昔はまっちゃんのプチ信者だったし、しずるもすごく好きでもっと評価されていいのにって思う。ってか私前からコント好きだな笑笑



、とここで唐突ですが私が好き&最近気になる芸人さんを勝手に紹介します。


まずは『チョコレートプラネット』。
この人達の発想力と演技力がすごい!和泉元彌さんとIKKOさんのネタなんか何度見ても笑える。九条伸明のカラオケネタも大好き。たまに訳わかんなすぎるネタもありますが、それもまたおもしろい。今一番単独ライブに行きたいと思う芸人さんです。

次は『トンツカタン』。
この人達もちょっと変わったネタを見せてくれる3人組のコント芸人。思いもつかない展開なのに違和感のない流れでオチまで勢いが落ちない感じ。テンポも良くてツッコミも的確で上手だなーって思います。

それから『ゆにばーす』。
M-1の決勝にも残ったのでご存知の方も多いかと思いますが、男女コンビの漫才師。ボケの女の子ハラさんがとにかくおもしろい。特徴ありすぎる風貌以上の芸達者で、流れ無視のボケがツボります。ボケが強いとつっこむのも大変そうだけど、ツッコミ方もテンポ良くて上手いこと操縦できてる感じでバランスがいいなーと思います。


他にも『マツモトクラブ』とか『ネルソンズ』もおもしろい。そして万人ウケはしないけど私が応援してるのは『勝又』さん。兄弟のコンビで、『オンバト+』にも出てました。ネタが変わりすぎてて失笑レベルのものも多数。売れない芸人だけど家柄がよくてお金持ちという笑笑


で、今まで紹介した芸人さん達が一堂に会してる番組が『にちようチャップリン』というウッチャンが主催のネタ見せ番組です。昔東野幸治と藤井ちゃんがやってた『あらびき団』みたいな、売れない若手芸人さんを集めてネタバトルをやるんだけど、あらびきほどクセもなく(笑)、ブレイク前にチェックできる番組です。

ってかチョコレートプラネットはあらびきにも出てたか。まぁお笑い好きな方は言われずとももう知ってますよね。とにかくおすすめの番組です。


笑うって事は健康にもいいし、表情筋もいっぱい使うからお顔のストレッチ?にもなるし、笑いジワができても幸せな証拠です♪そうそう。笑うと『ナチュラルキラー細胞』が増えて免疫力が上がってガン防止にもなるぞ!


と、いうことでこれからもお笑いたくさん見てたくさん笑って、つまらない生活なんて笑い飛ばしちゃいたいと思います!!

どーも、ありがとーございました!